事務系の仕事の給料は?平均年収の高い事務系職種は?

2021年09月11日

給料の封筒

常になりたい職業ランキング上位にランクインする事務職!

一口に事務職といっても様々な種類があることはご存知でしょうか?

そして種類ごとに年収が大きく異なってくることはご存知でしょうか?

今回は意外と知らない9つの事務職の平均年収について解説していきたいと思います!

事務系の仕事9つの種類と給料・平均年収は?

それぞれの事務職の仕事内容

まずはそれぞれの事務職の仕事内容について簡単に触れていきましょう。

一般事務・OA事務の仕事内容

一般事務の主な仕事内容はオフィスワークの中で、もっとも基本的な内容です。
例えばエクセルやワードを使用してデータ入力・書類の作成や処理・整理。
その他、郵便物の仕分けや社内外からの電話対応や来客対応などの雑務まで広範囲に渡った業務を行うポジションのことを一般事務・OA事務と呼びます。一般事務は特別な資格やスキルが不要なため、事務職の中で一番人気を集める職業です。
しかし、その反面、転職・就職の競争が激しいということがデメリットです。

営業事務の仕事内容

営業事務は、一般事務と同じく書類作成やデータ入力、
電話応対といった基本的なオフィスワークと併せて同じ会社の営業職の人たちのサポートやバックアップもしていくのが主な業務です。

サポートやバックアップというと地味な仕事と思われがちですが営業事務は裏方ばかりではありません。
営業事務がいるから営業職の人たちが安心して商品やサービスを販売できるといっても過言ではないほど、営業事務は重要なポジションです。

営業事務が担う部分は大きいので営業事務がいなければ商品・サービスを売ることもできませんのでとてもやりがいのあるお仕事と言って良いでしょう。

経理事務の仕事内容

経理事務の主な業務は一般事務の様な雑務、電話対応、書類作成に併せて社内の経費や社員の給与など会社の中で動いているお金を正確に把握し
正確にデータとして記録し、日々管理するのが経理事務の仕事です。

人事事務・労務事務の仕事内容

人事事務では、採用や労務管理などの人事部が担当する仕事のサポートする事が主な仕事となります。
一般事務と同じく書類作成や手続き業務などを始め、企業によって様々な人事部のサポートをするお仕事です。
人事アシスタントや労務事務という名前で募集される求人は人事事務と同じ業務内容になります。

企業によりますが、主に採用担当業務や新人研修業務のサポートを担当することが多いです。
例えば新しく雇った社員の社会保険や労働保険の加入の手続き等ですね。保険関連の手続きは間違いは許されませんので正確性が求められますし
個人情報を取り扱いますので慎重な人物が求められる仕事内容といって良いでしょう。

総務事務の仕事内容

総務事務とは、その名の通り企業の総務部に所属する事務職のことです。
総務部の仕事内容は会社の規模などによって大きく異ってきますので総務事務の仕事を定義するのはとても難しいのですが
大抵は、会社で使用されるあらゆる物についての管理業務でしょう。

会社で使用しているあらゆる物モノとは例えば社員の使うボールペンに始め名刺などの消耗品。
それらの消耗品を定期的に各部署を周り残量をチェックし足りない場合は注文を受け、発注作業まで行います。
大きな会社になると株主総会の企画や運営のサポートも大きな業務の1つです。
株主の方へ招待状の作成や発送、そして総会を行う会場の予約や配布資料の作成サポートが必要です。

法務事務の仕事内容

法務事務とは企業の法務部署に所属する事務職です。
企業のなかでの法務部の主な仕事は、会社に関係のある法律関係を全て把握し、問題が起きる前に適切に対応することにあります。
法務事務はそのサポート業務がメインになります。
専門的な法律の知識が必要な業務になりますので法学部出身者が多い部署になります。

貿易事務の仕事内容

貿易事務とは、輸出・輸入などの貿易に関わる企業で働く事務職のポジションのことです。
知識とともに語学力も必要となってくる業務が多いため他の事務職より専門性が高く、責任を伴う重要なお仕事です。
事務職かので書類の作成なども勿論ありますが、それらの業務と併せて輸出・輸入の現場の最前線の役割も担わないといけません。

医療事務の仕事内容

医療事務とは、その名の通り病院などで勤務する事務です。
病院の受付や医療費の計算が主な業務となります。電話対応や来客対応など病院の顔となる時もあります。
資格さえあれば未経験でも採用されやすい女性に人気のお仕事です。

IT事務

IT事務とは基本的にはパソコン作業や電話対応など一般事務と変わりませんが、
IT企業の事務ですので自社の機器製品にトラブルがあった場合に顧客元まで出向いて故障を直したり電話にて対応することを求められるお仕事です。

簡単に言うと[事務兼エンジニア]ということですね。

それぞれの事務職の平均年収

続いてそれぞれの事務職の平均年収を見ていきたいと思います。

一般事務・OA事務の平均年収

一般事務の平均年収は288万円です。
一般事務は高い専門性を必要としないことから、雇用形態が様々な特徴があります。
派遣・パート・アルバイトなど様々な雇用形態があり、時給換算すると800円が平均です。

営業事務の平均年収

営業事務の平均年収は300万円です。
一般事務と比べると契約書の作成や営業マンのサポートなど専門性が必要とされる場合がおおいので
やや給与水準が高い結果となりました。月収でいうと21万円前後がボリュームゾーンです。

経理事務の平均年収

経理事務の平均年収は360万円です。
最高年収は平均で600万円で一般事務と比べると大きな差がある事が解ります。

経理事務の特徴としては男女で年収差がかなり出てくるところです。

男性の平均年収は397万円、月収にすると25万円前後なのに比べて
女性の平均年収は299万円で月収は19万円でした。

高い専門性が必要ですが女性の場合は一般事務とほぼ変わらない年収です。

人事事務・労務事務の平均年収

人事事務の平均年収は330万円です。
人事事務も雇用形態が様々なことが特徴でアルバイト・パートですと時給1.000円~募集しており
雇用形態により年収に格差が付きやすい仕事です。

総務事務の平均年収

総務事務の平均年収は331万円です。

月収に換算すると25万円前後がボリュームゾーンです。
総務事務も雇用形態が様々です時給は850円~と比較的安く雇用形態により収入格差が生まれる職業です。

法務事務の平均年収

法務事務の平均年収は350万円です。
しかし、出来る業務内容に応じてどんどん給与アップできる職種です。
法務の事務作業に比べ企業法務業務もできるようになれば年収500万円を目指すことが出来ます。
高い専門知識がひつようなのでアルバイト・パートであっても1.200円~という高い時給で雇ってもらえます。

貿易事務の平均年収

貿易事務の平均年収は440万円です。
貿易事務は入社当初から高い英会話能力が必要だったり、専門性がとても高い仕事なのでそれ相応の年収を手にすることが出来ます。
他の事務職と比べると遥かに高い年収は魅力的ですが輸出入の専門的知識も求められる未経験には少々難しい仕事です。

医療事務の平均年収

医療事務の平均年収は300万円です。
地域や企業の規模によっては年収200万円ていどの所も多くあり収入格差の激しい職種です。
50台で最高年収に到達します。最高年収は390万円です。

IT事務の平均年収

ITサポート事務の平均年収は460万円です。
20代の平均年収は300万円とデータが出ていますので、同世代の会社員より稼ぐことができる職業であるといっても良いでしょう。
更に企業によって変わってきますが、ITサポート事務の業務に役立つ資格を取得すれば『資格手当』を毎月もらうことも可能です。
積極的に資格を取得しスキルアップしていけば20代で年収400万円も夢ではありません。

年収アップが狙える事務系の仕事とは?

年収アップが狙える事務職はずばり!IT事務でしょう!

IT業界は現在AIの急速な発展により慢性的な人手不足になっています。
特に有能なエンジニアの数は極端に少ないので、あなたがIT事務の業務を通してIT言語を習得すれば
ITエンジニアにスキルアップすることも可能です。

複数のIT言語を扱えるエンジニアになれば、普通では中途では採用されないような大手企業の社内SEになることも
夢ではありません。

IT事務

ITエンジニア・プログラマー

ITコンサルタント

プロジェクトマネージャー

と順当にキャリアアップしていけば年収1.000万円も夢ではありません。

法務事務なども高い年収が望める事務職ですが、ある程度の専門的な知識が最初から必要な未経験歓迎のお仕事ではないので未経験でも高収入を狙いたい方には
断然IT事務がおススメです!!

将来性抜群の手に職を付けられる事務系のしごとはこれ!

最後に将来性抜群の事務職ランキングを作ってみましたのでご覧ください!

第1位 IT事務

第1位はIT事務。
なぜ将来性抜群かというと、上でも少し触れましたが今後仕事がどんどん増えていく業界だからです。
あなたのやる気次第ではスキルアップ・キャリアアップしていける業界です!

またあなたがスキルを身に着ければ仕事の取り方によっては在宅ワークも可能なので、結婚出産などのライフイベントが起こっても安定した収入
を得続ける事も可能です。

第2位 法務事務

第2位は法務事務です。
法務事務は仕事をしていく上で法律に自然と触れる機会が多いのでスキルアップしていけば、司法書士や弁護士を目指せます。
また弁護士などを目指さなくとも大手企業の法務事務であれば年収はMAXで800万円程になりますのでスキルアップしなくとも
将来性があるお仕事です。専門的知識を身に着ければどこの企業も欲しい人材になれますので将来安泰です。

第3位 貿易事務

第3位は貿易事務です。
貿易事務も高い将来性があるのですが、高い英会話能力が最初から必要になる狭き門の業界のため第三位にランクインです。
貿易事務の一番のメリットは業務を通して専門性を高めることができたり、外資系企業とのつながりが出来るので、いざ転職活動をしたとき
に引く手あまたという点です。平均年収も高く、伸びしろのあるお仕事です。

まとめ

今回は事務系の仕事のお給料のまとめでした!
事務職といっても業務内容やお給料に大きな違いがあることが解りましたね!

今回の記事をまとめるとお金を沢山もらえて将来性のある事務職は

  • IT事務
  • 法務事務
  • 貿易事務

という事が解りましたね!

逆に一般事務などのルーティンワークの多い専門性の低い事務職は年収が低いことがわかりました。
しかも一般事務は今後AIに代替えされてしまい求人数の減ってしまう将来性のないお仕事と言われています。

将来性の事もしっかり考えて、あなたにあっている良い事務職を探してくださいね!

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

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