一般事務は未経験だと就職は難しいの?事務職への就職をお考えの方

2019年08月27日

【一般事務は未経験だと就職は難しいの?事務職への就職をお考えの方】
 
「営業ノルマや販売ノルマのないオフィスで働きたい!」
「なるべく定時で上がれる仕事で働きたい!」
「オフィスワーク未経験だけど転職したい!」
 
結婚や出産、様々なライフステージの変化で仕事に求める条件は常に変わっていきますよね。
若いころは営業でバリバリ動き回ったり、アパレル店員として頑張って来ても30代を差し掛かるとだんだん難しくなっていく人が多いようです。
そんな方が求める条件を満たしている業種である一般事務職。
 
「未経験から事務職へ転職できる?」
「新卒や20代でないと採用されないと聞くけど本当?」
 
そう気になっている方は大勢いらっしゃると思います。
 
確かにネット等で調べてみると中途での採用や転職は難しいという記事が出てきますが実際のところどうなんでしょうか?
 
今回は一般事務は本当に未経験では就職が難しいかどうかを検証していきたいと思います!

【一般事務は未経験だと就職が難しいと言われる理由】

まず最初に巷で一般事務への転職が難しいといわれている理由についてまとめてみました!

・一般事務の正社員転職がむずかしいといわれる理由その1、年齢?

事務職の正社員は元々人気の職種です。
ですので新卒であっても中途であっても一般的にはどんな時期であっても高倍率のお仕事なんです。
企業側は基本的に同じスキル・同じ雇用形態で雇うのであれば「若手」を優先的に採用する傾向にあります。
 
そのため、20代後半から30代の転職を考える世代の採用率が低くなっているのではないかと思います。
しかし、それは大手企業に限る話で中小企業の一般事務であれば30代なかば以降の方でも正社員登用を前提としたパート求人は沢山ありました。
ある程度年齢がいってしまうと最初から正社員は難しいかもしれませんが最初はパート等、手段を選べば全く無理という事はなさそうです!

一般事務の正社員転職がむずかしいといわれる理由その2、事務経験なしだと採用されにくい?

中途採用の場合は事務職経験がない正社員としてすぐに入社する事は難しいようです。
しかし年齢の件でも記載しましたが未経験であっても最初はパートとして入社し、一定期間が経過すれば正社員登用の道が開かれることが多いようです。

般事務事の正社員転職がむずかしいといわれる理由その3、スキルや資格が求められる?

スキルが必須という訳ではありませんが、年齢やスキルに関係なく事務作業を行うための基本的なMOS等のPCスキルや、簿記やパソコン関係の資格を取得している方が未経験でも即戦力とみなされる場合が多いので正社員への転職でかなり有利になります。
 
スキルや資格がない方は当然不利になってしまいますので資格を取得してから転職活動をしたり
面接などで採用担当に資格取得のために勉強中であることをアピールすると良いでしょう。

【未経験でも一般事務職への就職を成功させる方法】

続いて未経験でも一般事務への就職を成功させたい方へ2つのポイントを解説させて頂きたいと思います!

面接対策で就職を成功させる

事務職未経験の方が事務の仕事に応募すると面接で採用担当に必ず聞かれることがあります。
それは「なぜ事務職を志望したのか」です。
 
一般事務は、具体的な業務内容は企業により異なりますし特別やりがいのある仕事内容ではない為、志望動機が書きにくい職種と言われています。
ですので明確な志望動機をこたえることが出来れば他の志望者と差をつけることが出来ます。
 
例えば前職で事務職の人がいて助かったこと・支えられて感謝していることなどエピソードを考えておくと良いでしょう。
それを踏まえて自分も人をサポートし支える業務に就きたいと思った。という志望動機だと明確ですよね。
 
他には企業理念をリサーチし、その会社にあった人材であることをアピールすることも大切です。
企業に対する理解を深めておけば、面接官のいきなりの質問にも対応することができますよ。

資格を取得して就職を成功させる

一般事務の就職を有利にしたいのならば、お勧めは代表的で知名度の高いMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格。
MOSとは、WordやExcelなどのマイクロソフト社のオフィスソフトをどれくらい使えるかを示す資格になります。
簡単に言えばMOSを持っているだけで採用担当にワードやエクセルが使える人とアピールすることができるのです。
 
MOSの試験科目にはワード(文書作成)、エクセル(表計算)、パワーポイント(プレゼンテーション)、アクセス(データベース管理)、アウトルック(電子メール・情報管理)があります。
 
とりあえずワードやエクセルは必須で取得しておきたいですが、時間があればパワーポイントも取得しておくと更に有利になりますよ!
 
MOSは月に1~2回各地で試験が開催されていますし、年齢や学歴に制限されず老若男女問わず誰でも受験資格があります。
受験費用は10,584円と少々割高ですが合格率は80%と言われており、しっかり勉強しておけばほぼ一回で合格できる資格です。

■ワードの試験内容

Word 2016
文書の作成と管理
文字、段落、セクションの書式設定
表やリストの作成
参考資料の作成と管理
グラフィック要素の挿入と書式設定

■エクセルの試験内容

Excel 2016
ワークシートやブックの作成と管理
セルやセル範囲のデータの管理
テーブルの作成
数式や関数を使用した演算の実行
グラフやオブジェクトの作成

■パワーポイントの試験内容

PowerPoint 2016
プレゼンテーションの作成と管理
テキスト、図形、画像の挿入と書式設定
表、グラフ、SmartAt、メディアの挿入
画面切り替えやアニメーションの適用
複数のプレゼンテーションの管理

【私は一般事務職が向いている?向いていない?事前に調査!】

一般事務はどうしても日々のルーティンワークが多くなってしまいます。
ですので細かい作業を、日々連続して行える忍耐力や正確さが必要となってきます。
 
またマイクロソフト社のオフィスソフトを使った基本的なPCの操作力はもちろん必須ですし、
経理関係も担当しなければならない一般事務ですと会計ソフトを使用しなければならない場面も出てくると思います。
そんな時にすぐに対応できるスキルがあれば安心でしょう。
 
また自分の部署以外の人間にも目を向けて一般事務以外のメンバーをフォローする役割も求められます。
自分の仕事をこなしながら、周りにも意識を配る柔軟さも一般事務には必要です。
 
まとめると、向いている人は、、
 
・忍耐力がある人
・正確性がある人
・基本的なPCスキルがある人
・座っていることが苦ではない人
・前に立つよりフォローする方が好き人
 
反対に事務職に向いていないと思う人は一日中室内にこもってコツコツ仕事をするのが苦手なタイプな方です。
 
前職が営業や販売職の人は、外に出て1人で息抜きをする時間が取れたと思います。
しかし事務職ですから、車で移動したりクライアントとの約束までどこかで時間を過ごしたりといったことはありません。
お昼休みの時間を除き実働時間8時間をすべてオフィスの机の前で過ごすことになります。
じっとしているのが苦手な人にも向いていないでしょう。
 
また、ノルマなどは設けられていない事が多いので自律心がない人も一般事務に向いていないと言って良いでしょう。
事務職には女性が多いイメージですが昨今では男性も多く採用されるようになり男女の差はそれほどなくなってきました。
しかし、基本的には細やかな業務は女性の方がなれていたり、向いているとされていますので大雑把な男性も向いていないかもしれません。
 
まとめると向いていない人は、、、
 
・一日中座っていられない人
・大雑把な人
・飽きっぽい人
・協調性がない人
・周りに気が配れない人
・コツコツ仕事に取り組めない人

【意外と知らない事務職の種類とそれぞれのやりがい】

・一般事務

一般事務は、民間企業や官公庁、団体といったさまざまな組織で事務作業全般を担当する職種です。
 
具体的には、資料や契約書の作成、郵便物の仕分け、ファイリング、メールやFAX送信、電話・来客応対などを行います。
パソコンスキルを向上させることができ、よりスピーディーで正確な書類を作成した時にやりがいを感じる人が多いそうですよ!

・営業事務

営業事務は、メーカー、IT、商社、金融など、さまざまな企業の営業部門に所属し、営業担当者をサポートする仕事です。
皆で連携して1つの目標を目指す事が多いので売上目標が達成した時に、ひとつの達成感を感じるようです。

・医療事務

医療事務は、病院や診療所において、医療に関わる事務全般を処理する仕事です。
医療事務の仕事には、「受付窓口業務」、「レセプト作成業務」などがあります。
受付窓口業務は、保険証や診察券の確認、診察料の徴収などを行います。
実際に病気で困っている人や苦しんでいる人の役に立てるので、社会的に意義ある仕事だと感じることができるでしょう。

・人事、労務事務

仕事内容としては、採用業務・勤怠管理・給与計算・保険関連業務だけでなく、
総務事務にあたる備品管理・福利厚生業務などまで、多岐に渡ることが多い事務職です。
さまざまな仕事を担うため、より多くの経験を得ることができ自身のキャリアアップにつなげることができるのが最大のやりがいでしょう。

・総務事務

社内の全スタッフをサポートする総務部門の事務業務。 備品管理や書類のファイリング、株主総会の運営準備、設備管理、
契約書作成・管理など、総務部門ならではのアシスタント的な業務を行います。
総務事務には社員がより良い仕事をするための大切な役割を任されているため、
常に他部門の社員から頼りにされることや人脈が広がる事にやりがいを感じます。

・法務事務

法務事務とは不動産、会社登記、商取引など法的案件に関する事務作業を行います。
司法書士や行政書士の資格を取り、キャリアアップや独立をする方もいますよ。
人によって多様なキャリアプランを組める将来性の非常にある仕事だと思います。

まとめ

今回は事務職への就職をお考えの方に役に立つ情報のまとめでした!
確かに未経験歓迎と記載している求人であっても中途での正社員採用は新卒と比べると少々難しそうでした。
 
しかし、最初はパートとして徐々に正社員登用を目指したり企業研究をしたりオフィスワークを通して何を成し遂げていきたいのかや自身の今後のキャリアプランを明確にし面接対策をしっかり
したり、即戦力になれる資格等を取得していけば絶対無理だということはありません。
 
事務職と一口に言っても様々な事務職があります。中にはあなたの前職を活かせる事務職もあったりしますよ。
是非諦めずにあなたにあった事務職を見つけてみてくださいね!
 
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

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