特殊な事務ってどんな事務?一般事務とは少し違う事務があります

2021年08月28日

女性

なりたい職業ランキングに常に上位にランキングする事務職!

しかし、一番メジャーな一般事務職は人気のある仕事なので中途採用が難しかったり、女性が多く男性が働きにくかったりなかなかむずかしいお仕事ではないですか?

今回はそんなあなたのために、特殊事務というお仕事をご紹介させて頂きます!

  • 法務事務
  • 貿易事務
  • IT事務

の3つの特殊事務にスポットをあてて、仕事内容や向き不向き、年収について詳しく見て行きましょう!是非ご参考にしてください。

【特殊な事務①】法務事務の仕事内容

まずは法務事務から見て行きたいと思います!

仕事内容

法務事務とは不動産、会社登記、商取引など法的案件に関する事務作業を行います。
司法書士や行政書士の資格を取り、キャリアアップや独立をする方もいますよ。
人によって多様なキャリアプランを組める将来性の非常にある仕事だと思います。

主な業務としては

  • 取引法務の契約書など各種書類の作成・送付・契約業務
  • 株主総会などを運営するための書類作成などの組織法務
  • 社員の法務研修や社内の法律相談窓口、マニュアル作成などのコンプライアンス法務
  • 企業に何らかの法的問題が生じた場合に対応する紛争対応法務

などがあります。どれも専門的な法律の知識が必要な業務になりますので法学部出身者が多い部署になります。

年収目安

専門的な知識を有するのにも関わらず、初任給は一般事務とほとんどかわりません。月収で20万円程になりますので20代で300万円台にいけば上々といったところでしょう。
転職できた場合、それまでの経験の有無により給料は異なりますがほとんど変化はないです。
パート・アルバイトですと時給としては1000円~1200円くらいが一般的と言われています。

年代別年収の平均額はこちら!

  • 20代 270万円
  • 30代 300万円
  • 40代 350万円
  • 50代 425万円

やりがい

企業の法務に強くなりますので、勉強していけば弁護士や司法書士にスキルアップできる可能性のあるお仕事です。
会社によっては資格取得の支援制度を導入しているところも多いのでうまく活用すればキャリアアップを目指せることがやりがいになるでしょう。

向き不向き

法務事務に向いている人

  • 法律に関する興味がある
  • 基本的なPC操作ができる
  • コミュニケーション能力が高い
  • 並行して業務ができる
  • 勤勉な人

法務事務に向いていない人

  • 法律に興味がない人
  • スキルアップに興味がない人
  • 一般事務より高収入を目指したい人
  • 正確性がなく大雑把な人

【特殊な事務②】貿易事務の仕事内容

仕事内容

貿易事務とは、輸出・輸入などの貿易に関わる企業で働く事務職のポジションのことです。
知識とともに語学力も必要となってくる業務が多いため他の事務職より専門性が高く、責任を伴う重要なお仕事です。事務職かので書類の作成なども勿論ありますが、それらの業務と併せて輸出・輸入の現場の最前線の役割も担わないといけません。
企業により仕事内容は様々ですが代表的な貿易事務の仕事内容を見ていきたいと思います。

貿易書類の作成や確認

貿易書類とは、輸出や輸入に関する書類のことです。これを作成するのが貿易事務の主な仕事です。
この書類に不備があると商品の納入がうまくいかなくなりますので正確に書類を作成するスキルが求められます。

また、書類について不明瞭な点があれば関係者とやり取りすることもありますので、輸出・輸入した商品の内容をきちんと理解できるだけの専門知識が必要となります。

また、海外とやりとりしていますので、書類のほとんどは英語で書かれています。
英文書類を理解する読解力、作成できる英語力が必要になります。

通関等の手配業務

主に輸入をしている会社で働く貿易事務は、とても多くの会社に手配する業務が必要となります。
まず海外の輸出業者や生産者への発注手続きからはじまり、国内にその貨物を持ち込む許可を取るための手配や、実際に品物をお客様に届けるための、輸送手配といった業務です。

たくさんの会社が関わるため、トラブルが多いですがそこをトラブルなく、スムーズにお客様まで届ける計画性やコミュニケーション能力が重要視されます。

出荷や納入の管理

最後に注文を受けた品物の品名や量や納期などのデータを会社のパソコンに入力します。
これは一般事務程度のパソコンスキルで問題ないでしょう。
また自社の倉庫にある商品の在庫量のチェックも日々行なっていきます。品物に不備がないか、お客様のもとに確実に届かを管理するのも貿易事務の仕事です。

年収目安

貿易事務の年収の平均は440万円です。月収に換算すると28万円ほどです。
これは事務職の中ではとても高所得な部類に入ります。

多国籍の言葉を話せたり人それぞれのスキルにより給与が大幅に変わってくる業界です。
もちろん、勉強も必要ですが年収1.000万円も夢ではありません。

年代別年収はこちら!

  • 20代 353万円
  • 30代 380万円
  • 40代 490万円
  • 50代 520万円

やりがい

色々な国の顧客と関わることができますので、語学の勉強のきっかけや、様々な国にツテができるチャンスが多いです。

国の体質や考え方、情勢など日常ではなかなか知ることのできない新しいことを日々知ることができます。またエアラインの人とのツテもできるので安くチケットを買えたりもしますよ!

向き不向き

貿易事務に向いている人・向いていない人の特徴を挙げてみましたのでご覧ください。

貿易事務に向いている人

  • 英会話が得意な人
  • 中国語が得意な人
  • 人と関わるのが好きな人
  • リーダーシップを持ってまとめるのが好きな人
  • 貿易に関する興味や知識がある人
  • 一般事務程度のパソコンスキルのある人

貿易事務に向いていない人

  • 英会話ができない人
  • 貿易の専門知識のない人
  • 計画を立てるのが苦手な人
  • コミュニケーション能力が乏しい人
  • 日々学んでいくことが辛い人

如何でしょうか。
貿易事務は高い専門性と語学力が必要なので語学力がなく、貿易についての業務に携わったことのない完全に未経験の方は難しい職業といって良いでしょう。

最近では欧米のみではなくアジアの市場も大きくなってきたので、英語のみではなく中国語・韓国語などの語学が堪能な方は優先して採用してもらえます職です。

【特殊な事務③】IT事務の仕事内容

最後にIT事務についてです。

仕事内容

ITサポート事務は従来の一般事務のようなデータ入力や事務作業を行いつつ、並行してWEB製作やアプリ開発等のプロジェクトに関わる『事務兼エンジニア』といった立ち位置のお仕事です。

エンジニア業界は男性の就労率が高いのでITサポート事務にも男性が多いのは納得ですね!

事務兼エンジニアと聞くと、かなり難易度が高そうに思いますが、それは大きな誤解なんです
実際ITサポート事務は元フリーターやIT業界に関係ない業種で働いていた会社員など未経験で入社する方が大半です。

なぜ、未経験でもやっていけるのかというと入社直後から、いきなり現場に放り込まれて全てを任されることはまずないからです。

大抵の会社では入社当初は簡単なデータ入力や事務作業などその人にあったレベルの業務からはじめる事が可能です。

会社によっては研修制度を設けておりスクーリング形式で受講講座を開いていたりもしますので、実践を交えつつ働きながら学びスキルを習得することができる非常に効率の良い勤務内容になっているのです。

そのような未経験の方にもサポートを行ってくれる企業が大変多いため、未経験でも成長していきたい方には大変オススメの職種だと思います。

年収目安

続いてIT事務のお給料についてです。
IT事務はまだ新しい仕事の分野なので平均年収の情報が出ていなかったので年代別のデータを見ていきたいと思います。
年代別の年収はこんな感じです。

  • 20代の年収 350万円
  • 30代の年収 410万円
  • 40代の年収 500万円

やりがい

IT事務のやりがいはなんといっても資格支援制度や資格手当を導入している企業がものすごく多いことです!
スクールなどに通わなくても、資格支援制度でITパスポートや基本情報技術者の資格を無料でとれますのでスキルアップも給与アップも二度美味しいんです。

とくに手当はダイレクトに給与や年収に影響していきますので、やる気も出ますよね!

向き不向き

IT事務に向いている人

  • PCが得意・好きである
  • 未経験でも稼ぎたい!
  • スキルアップしたい野心がある
  • 男性の多い職場の方が好き

IT事務に向いていない人

  • PCができない・苦手
  • コミュニケーション能力が低い
  • 粘り強さや我慢強さがない
  • 腰掛け程度に仕事がしたい

特殊事務で将来性のある事務とその理由

今回は特殊事務についてご紹介させていただきました!

最後に皆さんに質問させてください。
今回ご紹介した特殊事務の中で将来性があるものはなんですか?
正解はずばり『IT事務』です。

なぜIT事務が将来性があるかというと理由は3つあります。

1.今後仕事が増えていくIT業界だから

まず第一にIT業界の慢性的な人材不足でいくらでもお仕事があるからです。今後人の仕事がAIに代替えされていくと言われていますが、このAIを動かすのがIT業界の人々ですので仕事は今後も増え続ける見込みです。

2.手に職をつけられるから

IT事務の業務を通してITの知識を学びエンジニアやプログラマーに転身するかたが非常に多いのはご存知でしょうか?プログラマーやエンジニアは専門職なので無知ではなれませんが、日々の業務で携われるので自然と知識が身につきキャリアチェンジする人が多いのです。

3.結婚出産などでライフスタイルが変わったあとでも働けるから

1でも申し上げましたが、IT業界は慢性的な人手不足です。結婚出産で一度、会社をリタイアしたらそうそう復帰はできませんよね。

しかしIT事務は違います。
時短勤務でパートを募集しているところもありますし、スキルが高ければ自宅でクラウドソーシングで働くことも可能です。特に女性はライフスタイルでキャリアプランが左右されやすいので、最悪自宅で働ける状況にしておけるのは嬉しいですよね!

最後に

いかがでしたでしょうか?
是非みなさんも同じ事務職なら専門性があり、手に職をつけられる特殊地味を目指してみてくださいね!

ここまでご覧頂きありがとうございました!

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