フリーターでも確定申告しないと損だった!無知な私の確定申告奮闘記

2021年12月08日

私の確定申告奮闘記

今回は少し難しいフリーターにまつわるお金についてのお話です。
早速ですがフリーターの皆さん確定申告はしていますか?

『えっフリーターって確定申告しないといけないの?』
『確定申告って聞いたことはあるけど詳しく解らないから放置している、、』

こんな風に思った方は要注意です。フリーターの頃の私の様に大損しているかもしれません。
結論から申し上げますとごく一部のフリーターを覗き大半のフリーターには確定申告をする必要があります。

今回は

  • 確定申告の仕組み
  • 確定申告のやり方
  • 確定申告で得する人

について詳しく解説していきますのでご覧ください!
まずは自分が確定申告の必要なフリーターなのかそうじゃないのかから理解していきましょう!

確定申告って何?フリーターでもしないといけないの?

確定申告とは

まず確定申告の事を良くわかっていない方はこちらからご覧ください。理解している方は飛ばしてもらって大丈夫です。

確定申告とは1年間(1月1日~12月31日まで)の所得を税務署に申告し、税金を納付したり還付したりを行う手続きのことを言います。ここでいう所得は、フリーターの方の場合はバイト代ですね。毎月8万8000円以上の給料をもらっているフリーターは所得税を徴収する義務があります。
確定申告をするには2/16~3/15日までの期日内に税務署でもらえる確定申告書に1年間のあなたの所得(バイト代)を記入して必要書類をそろえて提出する必要があります。提出方法は税務署に持参でも構いませんし、郵送やインターネットで送信することも可能です。

さて、話は少し変わりますがあなたが実家に住んでいるフリーターなら親に一度はこう言われたことはないですか?
『フリーターしても良いけど扶養から抜けないといけないから年間の所得103万円は超えないようにしなよ』と。

なぜかというと103万円の所得額を超えてしまうと扶養から抜け所得税を支払う必要が出てくるのです。103万円を超えてしまう場合多くのアルバイト先では、給与から源泉徴収という項目で所得税を天引きされます。給与から天引きされているので個人で確定申告をする必要はなくなります。
たいていの人はこの状況だと思います。

じゃあ源泉徴収を支払っているから確定申告しなくて良いんじゃん!
と思いますよね。その通りです。確かに法的には何の問題もありません。しかし確定申告によって源泉徴収として天引きされ支払ったお金が戻ってきたらいいなと思いませんか?もしかしたら確定申告をすることによって叶うかもしれません。
それは次の【フリーターでも確定申告はやったほうがいい!行うメリットとは】で詳しく解説していきたいと思います!!

確定申告が不要な人もいます

・年末調整していて職場が1つしかないフリーター
職場が一か所しかなく、その職場が年末調整してくれている場合は年末調整が確定申告の役割を果たしてくれるので確定申告しなくて良いと言えます。

・年収が103万円を超えていなくて源泉徴収もしていないフリーター
年収が103万円を超えていないフリーターは所得税を支払う必要はありません。従って戻ってくる税金も存在しないのでかくて申告の必要はありません。

フリーターでも確定申告はやったほうがいい!行うメリットとは

・払いすぎた税金が戻ってくる
フリーターが確定申告を行う最大のメリットとしては払いすぎたお金が戻ってくることでしょう。
勤務先の給与明細から源泉徴収などの名目で所得税が引かれていると思います。この源泉徴収料とは、あなたが1年間でこの位稼ぐだろうと推測し割り出された金額なので本来あなたが支払わなければならない税金よりも余分に多く支払っている可能性があります。

フリーターの場合は正社員と違い毎月給与が同じわけではないので1年分の所得は1月1日から12月31日まで働いてみないとはっきりしませんよね。なのでフリーターは多くの場合払いすぎていることが多いのです!

しかし確定申告によりこの余分に支払ってしまったお金が還付金として戻ってくるのです。私の知り合いでは5万円前後も戻ってきた人もいます。
この還付金はあなたが申請しない限り戻ってこないお金になります。その為、損をしないためにもしっかり確定申告をしておく必要があるのです。

正社員の場合はこういった現象は起きません。なぜなら正社員は必ず会社で年末調整をやってくれるからです。
年末調整とは、確定申告の前に上記で挙げたような給与の中から1年間差し引かれた税金と納めるべき本来の税金に差額がないか確かめる作業の事をいいます。ズレがあれば会社で清算して給与に還付金を上乗せしてくれるので、フリーターのようにわざわざ税務署に出向く必要はありません。

先ほども申し上げましたがアルバイトであっても年末調整を行っているところは確定申告は不要です。今一度会社や給与明細を見てご自分の税金を支払っている状況をしっかり確認してみると良いでしょう。

フリーターの私が確定申告を完了させるまでの道のり

続いて実際に私が実践した確定申告までの道のりをご紹介させて頂きます。
私も職場の社員さんに言われなければ確定申告なんて自分に関係ないものと永遠にスルーしていたと思います(汗

勤務先で年末調整があるかを確認する

勤務先で年末調整をしているかしていないかをまず一番先に確認しましょう。
私の場合は社員さんに『うちの会社アルバイトは年末調整してないから確定申告した方が良いよ~』と教えてもらいました。再三申し上げましたが年末調整をしてくれる勤務先のフリーターは確定申告はする必要はありませんからね!

もしバイト先が2つあるダブルワークのフリーターの方は片方は年末調整していて片方はしていないパターンもありますので、しっかりと双方の勤務先に確認をとった方が良いでしょう。
勤務先で年末調整をしていない場合は確定申告をして払いすぎた税金を取り戻しましょう!!

必要書類を準備する

確定申告をする必要があると分かった私が次にやったことは必要書類の準備です。
書類と聞くだけで鳥肌が立つ私にはつらい作業でしたが税務署で全て教えてくれたので思ったよりもスムーズに書類を揃えることが出来ました。

確定申告するときに必要なのは以下の書類です。

  • 源泉徴収票
  • 確定申告書
  • マイナンバーカード
  • 支払調書(ケースによります)

●源泉徴収票
源泉徴収票はバイト先から貰えます。もしアルバイトを複数掛け持ちしてる場合は全ての勤務先分を提出しないと
損なので全ての源泉徴収票を持って行ってくださいね!

●支払調書
支払調書とは主に在宅ワークやフリーランス等、雇用契約によらない仕事をしている人に必要な調書です。源泉徴収票と同じ収入の証明書に
なりますので在宅ワークとWワークをしているフリーターの方は報酬と一緒に依頼主からもらってください。
雇用契約によらない仕事をしていない人には関係のない書類ですのでスルーしてください。

●確定申告書
確定申告書は税務署で貰う事のできる用紙です。
フリーターの場合は確定申告書Aという用紙を使います。必要事項に記入するだけの簡単な書類です。

税金を納付することになるかも!?還付金がもらえるかをしっかり確認

申告書で正しい税額を計算することが出来ます。
先ほど申し上げた通り1年間で納めた税額が多い場合は還付金として返納されれます。しかし逆のパターンもあります。
正しい税額より納めた税額が少ないパターンも稀に存在するのです。その場合はお金をもらうどころか差額を納付しなければならなく
なりますので注意が必要です。

税務署に提出する

申込書を全てその場で記入できれば、そのまま税務署に書類を提出し完了です。

郵送でも申告手続きは可能ですのでお好きな方を選ぶと良いでしょう。国税庁のHPからオンラインで申込書の作成もできますので当記事で理解した方はオンラインからでも可能です。
しかし申込書の提出先はどこでもいいわけではないので、あなた管轄の税務署を調べておきましょう。納税する場所は住所地か居住地ですのでお間違えなく!

その気になれば一日で終わる作業です。
税務署の人は堅い仕事だから怖い人がいそう、、。と恐る恐る行きましたが想像以上に丁寧に教えてくれました。

フリーターの私が結局確定申告でいくら得をしたか

最後にフリーターの私が確定申告でいくら得をしたか発表させて頂きます!

当時私はアルバイトを2つかけもちしていました。

1つ目のバイト先の年収は98万円、こちらは年末調整済みでした。
2つ目のバイト先の年収は40万円、年末調整なし。
源泉徴収税として22,200円支払っていました。

2つ目のバイト先は年末調整していなかったので、確定申告の必要あり2つの年収を合算しての確定申告をしました。
さて、いくら還付金がでたのでしょうか!?
少し難しいのですが税務署の方から還付金の出し方の方法を伺いましたのでそのままご説明させていただきます。

138万の収入から給与所得控除額65万や基礎控除38万を引くと課税対象金額が35万円ということがわかります。
その35万に5%をかけると所得税が出ます。
私の年収の場合は17,500円が所得税になります。

私は2つ目のバイト先に22,200円の源泉徴収を支払っていますので本来の所得税より支払い過ぎていますよね!
22,200円−17,500で4,700円の還付金をゲットすることができました!

僅かと思う方もいるかもしれませんが、申告しなければ消えたお金です。私は申告してとても良かったと思っています。

まとめ

今回はフリーターと確定申告についてのまとめでした!

当記事をまとめてみると、、、

  • 年末調整していない103万円以上稼いでいるフリーターは還付金を貰える可能性が高い!!
  • 確定申告は意外と簡単!

という事が解りましたね!!
もし確定申告を自分で行うのがめんどくさい、、。とどうしても思ってしまう方は、これを機会に正社員になってみては如何でしょうか?
正社員になれば会社側で年末調整を行い支払いすぎた源泉徴収を2~3月に給与に上乗せして還付してくれますよ。

もし、職歴がなく正社員になれるか不安な方は就職エージェントの手を借りるのもおススメです。
優秀な就職エージェントが厳しい監査をクリアした質の良いお仕事の中からあなたにあったお仕事を見つけてくれます。
また職歴のない方の為に履歴書の書き方の指導やビジネスマナー等を一から教えてくれます。

是非皆さんも支払いすぎた税金を取り戻してくださいね!!

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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