フリーターでも一人暮らしできました。実際にかかった初期費用と生活費

2021年12月01日

実際にかかった初期費用と生活費

賃貸営業マンをしているとお客様からさまざまなご質問を頂きます。

中でも一番質問が多いのは、フリーターで尚且つ、はじめて一人暮らしする人の質問です。

  • 生活費はどれくらいかかるの?
  • そもそもフリーターでも家を借りられるの?
  • 食費や光熱費をいくらかかると見積もって家賃を考えればいいの?
  • フリーターでも審査に通る裏技がある?

このように小さな悩みから大きな悩みまで様々あります。

今回は、現在そのような悩みをお持ちの方のために実際にフリーターとして一人暮らしできた人を例に一人暮らしのポイントなどを紹介していきたいと思います!是非ご覧ください。

フリーターで一人暮らしを始めるのに必要な初期費用とは?

フリーターの平均年収

初期費用とは賃貸契約を交わす時に支払う敷金礼金などのお金のことをいいます。この項ではフリーターの一人暮らしの初期費用についてご説明していきますが、まずその前に1つお話をさせてください。

いきなりですが、フリーターの平均年収っていくらくらいかご存知でしょうか?
平均年収.jpでの記事を参考にしてみましょう。フリーターの年収は幅広く少なくて60万円多くて200万円くらいだそうです。

この平均年収.jpの記事でのフリーターは実家暮らしのフリーターも含まれています。実家暮らしだとしたら月5万円年収60万円でもまぁやっていけますので、フリーターで年収の少ない人は実家暮らしなのでしょう。

実家に住む高校生のバイト代もそのくらいですよね。

フリーターで一人暮らしをしている人の殆どは雇用形態がアルバイト・パートであってもフルタイムで働いている人が大半です。

フルタイムで働いて月15万年収でいうと180万円くらいがフリーターの平均年収になります。

払える家賃はいくらか知る

前の項でフリーターの平均年収は180万円ということがわかりました。月でいうと15万円です。

なぜ初期費用のお話の前に平均年収のお話をさせて頂いたかというと、初期費用は家賃で決まり、家賃は年収で決まるからです!!

家賃が高くなれば初期費用も高くなりますし、家賃が低くなれば初期費用が安くなります。

ですのでまず初期費用を考える前に

  • あなたの支払える家賃
  • あなたの年収

を知っておく必要があるのです。
なぜなら物件に入居するには物件審査があります。
物件審査とは具体的に何をするのかというと、あなたが家賃を滞納せずにしっかり毎月支払えるか支払い能力を見ているのです。

支払える家賃の目安は月収の3分の1、つまりフリーターの平均月収15万円でしたら家賃の支払い能力が認められるのは5万円の物件ということになります。

初期費用はいくらかかるのか

それでは本題に入りましょう。

一人暮らしをするためには

  • 敷金
  • 礼金
  • 前家賃
  • 仲介手数料
  • 火災保険
  • 鍵交換代金

などの初期費用がかかります。

礼金なしや、仲介手数料無料の物件も増えてきましたが、良い物件はまだまだ礼金も仲介手数料も支払う必要があります。
これらにかかる金額は家賃の約5倍いわれています。つまり5万円の物件ですと25万円の初期費用がかかるのです。

それに加えて一人暮らしが初めての方の場合はテレビや冷蔵庫、洗濯機などの家具家電や生活雑貨を準備する必要があります。これらを全て1からそろえるとなると20万円ほどは覚悟しておいた方が良いでしょう。

また、フリーターの方は正社員とは違い人員削減のためにシフトを削られたりクビになったり予期せぬ無収入状態になる可能性もあります。突然クビになっても二、三ヶ月は家賃が支払えるように貯蓄しておく必要もありますね。

フリーターで賃貸契約する時に何か支障がある?

続いて先ほど触れた物件審査についてのお話です。

審査は正社員より厳しい

正社員として企業に勤めている人とフリーターでは審査基準が違ってきます。同じ月収15万円であっても正社員の方が入居しやすいのです。

なぜ正社員の方が審査に有利で入居しやすいのかというと、正社員は月収制度が殆どですので安定してお給料を貰えます。シフトによって月収が上がり下がりする時給制のフリーターの方は大家さんからしたら、収入が安定していないと見られてしまい結果審査が通りにくくなってしまうのです。

更に不景気が続いている昨今ではフリーターは正社員よりも真っ先に人件費削減の対象になりやすいです。また、アルバイトの雇用形態では有給制度の整備がきちんとされていませんので、風邪や事故で休んだ時の給料は保証されません。
また、大家さんからするといい歳して正社員で働いていないなんて!という偏見の目だけで審査を落としてくる場合もあります。
このように社会的に見てフリーターはまだまだ弱い立場にあります。社会的信用力を問われたときに正社員より厳しく見られ審査されてしまうことはやむを得ないでしょう。

しかし、フリーターであっても週に5回1日8時間で契約しているフリーターであったり、何年もこの条件でお仕事を続けてきた実践のあるフリーターであれば、審査に通りやすくなったりしますので、審査に入る前に給与証明やバイト先に証明を出してもらって提出しておくのも一つの手でしょう。

また、勤続年数も何もない方に朗報です!
審査に通りにくそうで悩んでいる方はまず不動産屋の担当営業マンに相談をしましょう。
部屋を探す前に給与やフリーターであることを伝えておくと担当営業マンが審査に通りやすい物件を紹介してくれますよ!

フリーターで一人暮らしする際の生活費は?

初めて一人暮らしをする人にとって、月々にどれくらいお金がかかるのかをイメージするのは容易いことではありませんよね。

この項では実際にフリーターで一人暮らしをしているAさんの一ヶ月の収支をまとめてみました!

家賃や食費や光熱費以外にも意外なところからお金が出て行っていました!
それではご覧ください。

《Aさんの一ヶ月の収支》

Aさんのお給料15万円。

  • 家賃 50,000円
  • 食費 30,000円
  • 水道光熱費 15,000円
  • 日用品費 5,000円
  • 通信費 10,000円
  • 交際費 20,000円
  • 趣味・娯楽 20,000円
  • 貯金 0円
  • 合 計 150,000円

如何でしょうか?

家賃は適正価格の5万円であるにもかかわらず、Aさんは給与を丸々一ヶ月で使い果たしてしまっていますね。

Aさんは無駄遣いをしているのでしょうか?
項目ごとに分けて見ていきましょう。

  • 家賃----適正価格
  • 食費----30,000円の食費だと一日千円。一食あたり333円ほどの計算になります。無駄遣いはしていないですね。
  • 水道光熱費----ガス・電気・水道の費用です。春や秋は費用が減りますが夏や冬は暖房やエアコンの費用がかかりますので平均して15,000円だそうです。これもごく平均的な光熱費で無駄遣いはしていないですね。
  • 日用品費----シャンプーや洗剤などの日用品費です。コンタクトをしていれば洗浄液も必要ですし、女性ならサニタリーが必要ですね。5,000円はかかるでしょう。
  • 通信費----パソコン代と携帯代です。Aさんは格安SIMですがパソコンと携帯と2台持ちなので10,000円必要だそうです。
  • 交際費----バイト先の飲み会代や友達や親族の冠婚葬祭代です。
  • 趣味・娯楽----Aさんは特に趣味はありませんがタバコを嗜みます。これにかかるお金とたまに洋服を買い足す金額が趣味・娯楽費です。

以上ですが、Aさんは特に無駄遣いはしていないことがわかりました。特に食費は自炊して工夫しなければ1色333円にはならないようで苦労しているようです。

フリーターで一人暮らしするためには毎月どのくらい収入が必要?

Aさんの一ヶ月の収支を見るとフリーターで一人暮らしをするのは、趣味や交際費を削りに削って、まぁなんとか頑張れば暮らせる!ってことがわかりましたね。

しかし、お金は想定内に出ていくものですよね。友達の結婚式やら香典やら家電や携帯が壊れた時のためにある程度のお金を用意しておかなければなりません。
更に自分の趣味や貯蓄をしながら一人暮らしで生活していくとなると最低でも月収20万円で年収260万円程度は欲しいところです。

フリーターでは、よほど給与が良かったり深夜のバイトを入れないと難しいラインですよね、、!

もし現在のお仕事で年収260万円をゆうに超えているのでしたら問題ありませんが、そうではない方は少し焦った方が良いかもしれません。

思い切って正社員になってみる!

思い切って正社員になってみるのはどうでしょうか?
なぜなら、フリーターと正社員ですと生涯年収が圧倒的に違うからです。
フリーターと正社員の生涯年収が圧倒的に違うのは若年層の中ではあまり知られていません。
なぜなら20代は正社員とフリーターの給料に大差がないからです。
新卒の初任給が18万円前後ですから、よく働くフリーターの方でしたらその方の方が多く稼げているかもしれません。そのため20代の若者はフリーターでもやっていけると錯覚してしまうのです。

しかし30代、40代と年を重ねていくと収入に大きな開きが出はじめ生涯年収でいうと3~4倍にもなり、その差は歴然です。
もし少しでも焦りを感じた方は手遅れになる前に正社員を目指しましょう!

正社員ならIT業界がオススメ!

『未経験歓迎』『パソコンは基本的なレベルでOK』

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未経験歓迎ときくと、きつい営業だったり体力仕事をイメージする方が多いかもしれません。

たしかにその通りですが、しかしこれらの求人はIT業界の求人にもあるのです。

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まとめ

今回はフリーターが一人暮らしする際にかかった初期費用や生活費についてのまとめでした!

フリーターでも分相応な家賃の物件を選べば物件審査にも通りますので一人暮らしは充分に可能です!

しかし

  • 趣味の時間がとれず趣味にお金がかけられない
  • 貯蓄をする余裕はほとんどない
  • ずっと今の勤務形態で働いていけるか不安は拭えない

このような悩みを抱え続けるより、リクルートエージェントの優秀な転職エージェントにお願いして正社員になったほうが一人暮らしの近道ということがわかりましたね!

フリーター歴が長い人でも人手不足なIT業界なら正社員として採用されるかもしれません!

フリーターのみなさん!一人暮らししたいと思った今こそが正社員になる第一歩かもしれません。

今一度、雇用形態について見つめなおしてみてくださいね!

ここまでご覧頂きありがとうございました!

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