フリーターの平均収入は?稼いでいる人とそうでない人の差とは

2021年09月22日

フリーターの平均収入

今回はフリーターの年収についてまとめてみました!
フリーターというプライベートを大切にした自由な働き方は興味がありますよね。

しかし収入面や将来性など若干の不安点もあります。

「稼いでいるフリーターの特徴は?仕事内容は?」
「稼げないフリーターはどんなフリーター?」
「フリーターで年収1,000万円は目指せる?」

こんな疑問や悩みがある方は是非ご覧ください!
それでは見ていきたいと思います!

フリーターの平均年収は?正社員との差は?

まずはフリーターと正社員の平均年収から比べて見ていきたいと思います。

フリーターの平均年収

フリーターとはシフト制で働く事が一般的なので、休みをとればその分収入は減りますし、シフトを削られてしまえばたちまち収入は減少してしまう非常に安定していない働き方です。

それでもプライベートを大切にできたり、責任感やプレッシャーがないことからフリーターの人口は一向に減りません。

厚生労働省によって行われた平成27年賃金構造基本統計調査のデータを見たところ非正規雇用者として働いている人の20~69歳までの全体の平均月収額は20万5,100円でした。年収にすると240万円前後です。

更に年齢別に見るとフリーターの月収は以下です。

20歳~24歳:17万3,400円
25歳~29歳:19万2,400円
30歳~34歳:20万600円
35歳~39歳:20万4,800円

国民年金や国民健康保険に加入することを考えると手取りは更に少なくなりますので上記から2万円ほどマイナスした金額が純粋な手取り金額と言って良いでしょう。フリーターの年収は生涯にわたって極端に上がることはなく40代に差し掛かっても240万円前後と20代のころとほぼ同じレベルの年収しか稼ぐことができないことがこのデータから解ります。

正社員の平均年収

続いて正社員の平均年収を見ていきたいと思います。
正規雇用者として働いている人の20~69歳までの正社員全体の平均年収は441万円です。月収にすると35万円前後です。

更に年齢別にみると正社員の月収は以下です。

20歳~24歳:21万1,000円
25歳~29歳:25万2,000円
30歳~34歳:32万円
35歳~39歳:38万4,500円

20代のうちならフリーターとの差は数万円ですが、30代を境に収入差は広がっていく事が特徴です。
更に正社員にはボーナス制度や退職金制度などの福利厚生がありますので、生涯年収で換算すると正社員とフリーターの差は3倍にもなると言われています。

若いうちならフリーターの方が稼げる

現実問題、20代のうちは正社員として働くよりもフリーターで沢山働いた方が稼げる場合があります。
例えばフリーターが1日10時間、時給1,000円で月に20日だけ働いたとすれば月収は20万円になります。

時給1,500円の割の良いバイトを探すことが出来れば月収30万円を20代のうちに目指すことも可能です。
アルバイトは正社員とは違い、掛け持ちバイトをすることにより時間制限なく稼ぐこともできますので、体を酷使してもっと勤務日数を増やせば更なる高収入も目指すことが出来るでしょう。

しかし、なぜそんなに調子の良かったフリーターが30代になると収入が停滞してしまうのでしょうか?正社員の年収は上昇し続けるのになぜでしょうか?

理由はフリーターと正社員の雇用形態の違いにあります。

正社員は、最初こそ年収は低いですが毎年、業績や功績を考慮して昇給していくことが一般的です。少しづつですが給与は年々増えていきます。

しかし、フリーターは基本的に時給で働いています。勤続年数が長ければ、バイトリーダーなどのアルバイト責任者を任されて数十円程度の時給の昇給があるかもしれませんが正社員のように数万単位の昇給はありません。
どんなに長く働いていてもフリーターという雇用形態のままではボーナスは出ませんし、有給もありません。シフトが減れば途端に収入は減ってしまいます。

このような理由からフリーターは20代の頃は正社員より稼げていても、結果的に少しづつ昇給していった正社員の方が30代の頃には稼げるようになってしまうということなのです。

フリーターで稼いでる人の特徴

ではフリーターとして稼ぎ続けることは無理なのでしょうか?そんなことはありません。

フリーターでも稼ぎ続けている人はいます。

この項では、フリーターとして稼いでいる人の特徴を見ていきましょう。

フリーターとして稼いでいる人には以下のような特徴があります。

・体力がある
・睡眠時間が少なくても大丈夫
・掛け持ちバイトで一日10時間以上勤務している
・夜のバイトや深夜バイトをしている
・危険物を取り扱うバイトをしている

これらの特徴に当てはまるフリーターの殆どが月収30万円を超えた収入があるでしょう。年収でいうと360万円前後です。
もし年収300万円以上を目指したいフリーターはこのようなお仕事を探してみては如何でしょうか?

実際にどのような業務内容かと言うと

・ナイトワーク
・ガソリンスタンド
・現金輸送車
・工事現場

などです。
これらは特別な資格がなくても高額な時給を出してくれますが、大変な仕事・体力的に長く続けられないというデメリットもあります。

深夜バイトや危険なバイトはしたくない方は普通のバイトを掛け持ちする方法も高収入になるために有効な手段です。

例えば時給1,000円の掛け持ちバイトをするとして30万円稼ごうとすると週に70時間以上働く必要があります。
週二回休みが欲しいなら1日14時間働く必要があるということです。

少々大変に思いますが、出来ないレベルではありませんよね。
フリーターとして高収入を得ている人はこのような激務を日々こなしています。

フリーターで稼いでいない人の特徴

続いてフリーターとして稼いでいない人の特徴です。
ここでいう稼いでいないとは、都内で一人暮らししていくのが厳しいレベルとします。

一般的に都内で一人暮らしをしていく上で最低でも16万円の収入が必要と言われています。

16万円の内訳は

家賃    60,000円
光熱費   15,000円
通信費   15,000円
食費    30,000円
日用品雑費 10,000円
交際費   20,000円
保険料   10,000円

です。

フリーターの中には月に16万円稼ぐことも難しい生活が困窮した「稼いでいないフリーター」がとても多いです。
それでは稼いでいないフリーターの特徴を見ていきましょう。

・体力がない
・一日八時間程度しか働けない
・掛け持ちバイトをしていない
・国民年金と国民健康保険をギリギリ支払っている

これらの特徴があるフリーターは稼いでいないのではないでしょうか。

実は1か所のバイトで16万円以上を稼ごうとするのは意外と難しいんです。

なぜなら労働基準法的には1か所のバイト先で16万円を稼ぐことは何の問題もありませんが実際には1か所のバイト先では人手が足りていてシフトの調整がうまくいかず、働きたい日にフルで働くことが難しいからです。

更に16万円前後を稼ごうとすると、ギリギリ親の扶養から抜けてしまいますので、大した収入がないのに、高額な国民年金や国民健康保険料の支払いに追われてしまうのが特徴です。

つまりフリーターとして暮らすには、体を酷使して高収入を稼ぐか困窮しながら自分のペースで働くかの選択肢しかないのです。

フリーターで『1,000万円』稼ぐには?稼ぐためのコツとは

最後にフリーターが1,000万円稼ぐ方法をご紹介して終わりたいと思います。

結論から申し上げるとフリーターが1,000万円稼ぐのは絶対無理!とまでは言いませんがかなり現実的ではないでしょう。

現在の日本では民間企業で勤務する正社員でさえ年収1,000万円を超える人は一握りだと言われています。
私は年収1,000万円が必ずしも幸せとは思いませんし、無理にそこを目指す必要はないと思います。

でも、どうしてもフリーターのまま1,000万円稼ぎたい!
という方には、やはりナイトワーク系で天下を取る道しかないのではないかと思います。

しかしそれにはリスクが大きすぎます。
ナイトワークは見た目が綺麗なだけでは天下は取れない厳しい世界ですし、昼夜逆転の生活は体調を崩しかねません。一生続けていくにはとても無理があります。

体調を崩して働けなくなってしまったら年収1,000万円どころか生涯年収で考えたら一般のサラリーマンの年収を遥かに下回る可能性まであります。

そこで今一度考えてほしいのがフリーターにこだわらずに働き方を変えることです。

考えてみてください。そこまでガッツのあるあなたなら雇用形態を変えて正社員で1,000万円稼ぐ方がフリーターとして1,000万円稼ぐより容易いのではないでしょうか?

年収1,000万円を超える正社員は一握りしかいないと申し上げましたが、職種を選べば夢ではありません。

高収入を稼げるお仕事はこちら!

・新規開拓営業
・車や家の販売営業
・デベロッパー
・ITコンサルタント

これらのお仕事は十分高収入を目指せますし、あなたの出来次第では年収1,000万円も夢ではありません。

更に営業職などは特別な資格も必要ない場合が多く、若くガッツがあるだけで挑戦できる業界です。

就職エージェントを利用して効率よく正社員に!

正社員として頑張ってみようと思った方!

就活をするデメリットとして、就活をしている期間収入が減ってしまうというデメリットがあります。

面接に行くたびに仕事を休みにしないといけないので、時給で働くフリーターからしたら大きな痛手ですよね。

ですので、就活はなるべく短期決戦で終わらせたいものです。

しかし職歴のないフリーターは履歴書の書き方や面接対策などの経験がなく意外と戸惑って就活に時間がかかってしまうでしょう。

もし自力で短期決戦で就活を終わらせる自身がないかたは就職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか?

就職エージェントとはあなたにあった高収入のお仕事を紹介してくれるだけではなく、その高収入なお仕事に就くための面接対策や履歴書の書き方まで徹底的にサポートしてくれるサービスです。

オススメはリクルートスタッフィング!
リクルートならではの独自のルートがありますので非公開求人の数も多く優良なお仕事を紹介してくれますよ。

高収入を目指したいなら是非正社員になることをオススメしますよ!

まとめ

今回はフリーターの年収についてのまとめでした!

当記事をまとめると、、

・フリーターの平均年収は正社員より低い!
・フリーターは体を酷使して高収入を得るか、自分のペースで働き困窮するかの道しかない!
・稼ぎたいならフリーターより正社員になる道を選ぶほうが賢い!

ということでしたね!

高収入を目指したいのであればフリーターより正社員でいる方が可能性が高いですよ。この機会に一度正社員への道を検討されてみてはいかがでしょうか。

ここまでご覧頂き、ありがとうございました!

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