『フリーター・ニート・無職』何が違うのか

2021年07月06日

『フリーター・ニート・無職』何が違うのか

世の中には人によってさまざまな生活の方法や生き方がありますよね。
フリーター・ニートや無職といった選択も一つの生き方の形ですよね。

しかし将来を不安に思っている方が大半ではないでしょうか?今回はフリーター・ニート・無職の違いや将来性や正社員になる方法についてまとめました!

それでは見ていきたいと思います!

【フリーター・ニート・無職】それぞれの種類

まずはそれぞれの意味や違いを見ていきましょう!

フリーターとは

フリーターは、フリーアルバイターという言葉が語源になっていると言われています。フリーアルバイターは1980年代中期に登場した定職につかない若者を意味する言葉です。

当時の日本はバブルで景気が良い頃だったので、フリーアルバイターでも充分に暮らしていけましたし、今後も暮らしていける見込みがある時代でした。そのため、今のような否定的なイメージはほぼなく、社会という歯車に縛られていないカッコいい若者という風潮がありました。

大学を出ていても自らフリーアルバイターと名乗り自由な生き方を選ぶ人も数多くいました。現在の高齢フリーターはこのフリーアルバイターの風潮が産んでしまった産物でしょう。

内閣府でもフリーターの定義があります。
内閣府の定義によるとフリーターは15歳から34歳の「若年者」ということです。

35歳以上の人はアルバイトという雇用形態で働いていてもフリーターとは呼ばれず非正規労働者と呼ばれることが多いので注意が必要です。

ニートとは

ニートとは「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を並べ(NEET)と略したものです。訳すと就学や就労を行なっておらず、更に職業訓練や求職活動を行っていない人の事を指した言葉です。

こちらも内閣府での定義があり、内閣府では15歳から34歳の若年無業者のことをニートと定義しています。

つまり35歳以上の人でアルバイトもしていない人は無職に分けられるということですね。

無職とは

無職とは無職業者の略称です。

35歳未満はニートと呼びますが35歳を過ぎると無職に変わります。
35歳以上で学生や主婦をしている人は無職にはなりません。あくまでもどこにも所属しない社会に関わっていない人々のことです。無職の類義語として「家事手伝い」などがあります。

【フリーター・ニート・無職】収入や将来性の違い

続いてそれぞれの将来性や収入について見ていきましょう!

社会的信用がなく将来性がない点は全てに共通している

無職もニートもフリーターも社会的信用がないという点では共通しています。 

正社員として働いている人はクレジットカードを作ったり、住宅ローンを組めたりします。雇用が安定していますので、基本的には定年退職まで会社にいることができますし、月収も固定です。
しかし無職やニートやフリーターは社会的信用がないので、それらがかなり難しく、それどころか賃貸物件の賃借人にもなれない場合も多いです。なぜなら定期的に保証された収入がないからです。いつ雇用契約が無効になるかわかりませんし、風邪や怪我などで長期で休んだ場合はそのまま給与にダイレクトに影響してきます。

このような理由からフリーター・無職・ニートは共通して社会的信用がないのです。

正社員になるのが難しいのも全てに共通する

無職やニート、フリーターの期間が長引けば長引くほど正社員への道が遠のくという点も共通して言える点です。

正社員としての採用も勿論ですが、年を重ねれば重ねるほどアルバイトやパートとしての仕事も少なくなっていきます。
大学生ならば働いていない期間は企業にとってなんのマイナスポイントにもなりません。しかし長い間フリーターや無職だった人はそれだけで、採用担当からマイナスのイメージを持たれてしまいますし、面接時に採用担当者を納得させるのは大変でしょう。

なぜなら働いていない期間が長いイコール勤勉ではない・不真面目・怠け者というレッテルが貼られてしまうからです。
また、これはニートや無職の人に限りますが、長いこと仕事をしないと人と接する機会が他の人より少なくなる傾向にあります。常日頃、人と接していないと本人は気づかないとビジネスマナーや言葉遣い、だらしない見た目になりがちです。

そのような事が重なりなかなか就職できないのです。

無職・ニート・フリーターの収入

まず年代別に分けたフリーターの収入のデータを見て見ましょう。

  • 20歳~24歳:17万3,400円
  • 25歳~29歳:19万2,400円
  • 30歳~34歳:20万600円

上記は額面上の金額になります。この中から国民年金や国民健康保険費を差し引いたり所得税や住民税を納めると大体手取りは以下くらいではないでしょうか。

  • 20歳~24歳:13万円
  • 25歳~29歳:15万円
  • 30歳~34歳:16万円
  • 35歳~39歳:16万円

一人暮らしできるかできないかギリギリのラインですね。
ニートや無職は働いていない方なので、勿論収入はありません。

結論・将来性があるのはフリーター

以上のことから無職・ニート・フリーターの中では将来性が一番あるのはフリーターと言って良いでしょう。
無職から正社員になるのは極めて難しいですが、フリーターですと正社員登用制度のある会社でバイトしていた場合はそのまま正社員試験を受験して正社員になる道もあります。
ニートや無職ですと、まずはビジネスマナーや履歴書の書き方や適性など1つずつステップを経ていく必要があるでしょう。

次の項ではフリーター・ニート無職が早く正社員になる方法を解説していきたいと思います!

【フリーター・ニート・無職脱出して正社員になるには

フリーター・ニート・無職が正社員になる方法をそれぞれ分けて解説していきたいと思います。

フリーターから正社員

フリーターから正社員になるためには今のアルバイト先の正社員登用制度を利用する方法があります。
正社員登用とは会社が設ける制度で、現在アルバイトやパートで雇っている労働者を希望があれば正社員へ転換させる為の制度です。

アルバイトとして勤続1年以上で受けさせてくれる場合が多く、簡単な入社試験や面接でパスできる可能性が高いので今後も同業種でやっていきたいと考えているのならばとてもオススメです。

しかし日々の勤務態度が考慮される場合が多いので、遅刻が多かったり他のバイトとトラブルを起こしたことがあるような方は難しいでしょう。

そうでないなら正社員になれる最大の近道だと言えるでしょう!

もし今働いているバイト先に正社員登用が無かったり、未経験で今とはまったく違う他業種で正社員になりたいと考えている方は次のニート・無職から正社員の項を読んでみてくださいね!

ニート・無職から正社員

先ほども申し上げましたが無職が長引いてしまうと非常に不利です。

履歴書に職歴がないフリーターは面接にすら呼んでもらえない場合が多く万が一面接まで行けたとしても職歴がないという不利さは1人で面接対策して考えても限界があるのではないかと思います。
それどころか、ニートや無職の方の中には履歴書の書き方や何を着て面接に行けばよいかすら解らない、、、なんて方もいるのではないでしょうか?!

そんな方はとりあえず正社員は置いておいて、まずアルバイトをして心や体を慣らすのも一つの手かもしれません。仕事をしていくうちに自然と対人スキルも高まっていきますし、なにより無職・ニートというレッテルがなくなり正社員に近づきます。

そのバイト先が正社員登用をおこなっているのであれば尚良いでしょう。
しかし「そんな35歳が差し迫っていてそんな時間は残されていない!」という方もいらっしゃると思います。

そんな方は就職エージェントの力を借りてみることを強くお勧めします。転職エージェントとは優秀な転職アドバイザーから就職についてアドバイスを受け、あなたに向いているお仕事を紹介し就職するときまで完全サポートしてくれるサービスです。
はじめての就職の方のために履歴書の書き方や面接対策などもしています。
優良な企業が多いので間違えてブラック企業に入社してしまう可能性も低いです。
個人的に転職サイトにただただ応募し不採用になりつづけ無駄な時間を過ごすなら就職エージェントの利用によって事前対策を万全にし準備万端で挑んだ方が良いと思います。

就職に失敗するとそれだけで全社会に否定された気持ちになり落ち込んでしまいますので専門家の力を借りるのは非常に効率が良いといって良いでしょう。

おススメはIT業界

正社員になりたいけど何の業界にすれば良いのか解らない・・・という方にはIT業界をお勧めします。なぜIT業界かと言うと皆さんは今後10年でほとんどの仕事がAIに代替えされてしまうという話はご存知でしょうか?

現在AIの急速な発達によりレジやカスタマーセンターなど様々なものが無人になっていますよね。
考える必要のない仕事はAIの得意とする所ですので今後10年で一般事務や経理、宅急便屋さんなどは全てAIにとってかわられてしまうそうです。
なので今から一般事務や経理になるために頑張っても将来仕事がなくなる可能性が高いという訳です!
折角、正社員になっても10年後に仕事がなくなったら困りますよね。

そこでIT業界なんです!
IT業界は先ほど申し上げたAIを動かす側の人間です。ですので今後仕事がどんどん増加する見込みのある将来性のある仕事という訳です。
実力とノウハウさえ学んでしまえば在宅で仕事をもらいフリーランスになる手もありますのでまたニートの頃の様に家でのんびりしながら仕事ができるようになるかもしれませんよ。

まとめ

今回はフリーター・ニート・無職の違いや将来性についてのまとめでした!

フリーターやニートや無職、細かな違いはありますが間違いなく共通して言えることは全て将来性がないという事でしたね!

30代後半になると正社員になれる可能性がガクッと減ります。手遅れになる前になんとか正社員を目指して頑張りましょう!オススメはIT業界ですよ!

ここまでご覧頂きありがとうございました!

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