2021年09月04日

事務職と言えばなりたい職業ランキングに必ずランクインするといっても過言ではない人気の職業です。
厚生労働省が発表した調査結果のデータを見てみたところ事務職の有効求人倍率は1倍を下回っていて、
就職するのがとても難しい職種であることが分かります。
なぜこんなに事務職が人気なのでしょうか?
人気の理由を調べてみたところ
- 営業職などの様にノルマがない
- オフィスワークなので体力的に辛くない
- 仕事の負担が大きくないのでライフスタイルを左右されない
- 未経験でも雇ってくれるオフィスワーク
など様々な人気の理由がありました。
今回はそんな事務職を志望する方に向けた就職を成功させる秘訣のまとめです!
簡単にご説明すると
- 就職を成功させる志望動機の書き方
- 採用されない方へのアドバイス
がこの記事には書いてあります!
これから事務職へ就職・転職したいと考えている方は是非ご参考にしてみてくださいね!
目次
事務職志望によくある志望動機
まずは事務職志望の人にありがちな志望動機から見ていきたいと思います。
採用担当はこのような志望動機は飽きるほど見たことがありますので、もし同じようなことを書いてしまっている方は要注意です。
- 御社の企業理念に惹かれました
- コツコツとした作業が得意です
- 簡単なPCスキルがあるので即戦力になれます
このような漠然とした事を書いている方は、不採用になる確率が高いでしょう。
話は少しそれますが、なぜ企業側が志望動機を聞くのだと思いますか?
理由は簡単です。なぜ志望動機を聞くかというと企業側はあなたが
- 採用すると会社にとってメリットがあるかどうか
- 会社の方向性を理解していて尚且つその方向性が合致している人材かどうか
- 将来のビジョンもしっかり考えている人材かどうか
が知りたいからです。
なのでコツコツとした作業が出来るなどは具体性がとてもないですし、コツコツ作業が出来る人なんて
山ほど居ますのでアピールするポイントではないんですね。
実は事務職は志望動機が書きにくい仕事といわれています。
特出した業務もやりがいも他の業界と比べると少ないので書きにくいのでしょう。
それだけに志望動機さえしっかり書ければ他の志望者に大きな差をつけられますよ!
【大切な事は会社にとって自分はどれだけ有益な存在であるかを伝えること】です。
これのアピールをしっかり出来るかできないかではかなり違ってきます。
それでは続いて、これらを踏まえたうえで有利に働きやすい志望動機の例文をご紹介していきたいと思います。
採用に有利に働きやすい事務職の志望動機
魅力的で説得力のある志望動機を書くために1番大切なことは、その職業の特徴つまり事務職の特徴を知ることです。
特徴を知れば自ずと求められている人物像が浮かび上がってきます。
事務職の業務内容と言えば日々入力作業や書類作成業務です。
更に会社の窓口となって来客の対応や電話の対応も事務職が行います。
そして雑用の様なこともするので他部署にお伺いに行くことも頻繁にあります。
このように多岐に渡る事務職の仕事に必要な一般的な能力としては、
- 決められた仕事を正確に的確に行えること
- 他部署の社員とも連携することのできるコミュニケーション能力
- 協調性や臨機応変の対応がどこまでできるか
- 社内外の人への気配りができるかどうか
- マイクロソフトのソフトが使用できるかどうか(即戦力かどうか)
事務職の仕事の内容は企業によって異なりますが中小企業であるほど仕事内容は多岐に渡ります。
その為複数のタスクを受け持っていても、要領よくパニックになることなく、
安定してこなせる総合的な人間力の高い人が企業が求めている事務職の人物像です。
それでは、このような人物であることをどのように企業に伝えたら良いのでしょうか。
年代で志望動機の書き方が少々違ってきますので、ご自分にあった方をご覧になってみてください。
10代・20代の方向け事務職の志望動機の書き方
10代や20代ですと、まだ実務経験がなかったり、もしくは浅い場合が多いので学生時代自分が頑張ったことなどの経験を
どのように事務職に役立てることができるかを詳しく書く方が効果的で良い印象を採用担当に与えます。
具体的なエピソードを盛り込むことでとても説得力のある志望動機になりますよ!
例文はこちらです。
『私が御社を志望した理由としては、学生時代から人の支援やサポートをすることが好きなので、この性格が事務職に向いていると思ったためです。
なぜ人をサポートする事が好きと思ったかというと私は、大学時代に入っていたサークルで補佐を担当しておりました。
メンバーの活動を支援する補佐の仕事は大変やりがいを感じましたし、協調性や対応力も身に着けることができました。
このような学生時代の経験を、事務職での来客対応や電話応対や書類作成などの業務に活かすことができるのではないかと考え、御社を志望いたしました!』
30代・40代の方向け事務職の志望動機の書き方
続いて30代・40代の志望動機の書き方です。
中高年の志望動機には、やる気や学生時代に頑張ったエピソードなどの志望理由は通用しません。
中高年の志望動機に大切なのは具体性です。
新卒とは違い、やる気アピールや会社の理念に共感したなどは採用担当はまったく求めていませんので注意してください。
中高年は社名だけ変えたら、どんな会社にも志望動機として使い回しができるようなものも中途採用では通用しません。
まずは他業種であってもこれまで、あなたが形成したキャリアや経験をアピールし、この経験から御社の〇〇んい貢献できます。
という、あなたの強みを含んだ志望動機を述べることが必要です。
もしあなたの人材が企業理念に沿っている人材であれば、それも具体的に盛り込めば効果的でしょう。
具体的な例文はコチラ!
『私は前職では事務職ではありませんでしたが、
営業部の立ち上げメンバーとして、市場のニーズを読む力を日々磨いてまいりました。
沢山の部下を持ち若手育成とマネジメントに取り組み、毎月欠かすことなく努力して目標を達成することを喜びとしていました。
ある日、営業部の目標は自分だけで達成したのではなく事務職の方がサポートしていてくれたから目標達成できたという事に気づきました。
事務職の方の細やかな心配りに感動し、自分も人を支える業務がしたいと思いました。
営業もやりがいを感じましたが、今度は縁の下の力持ちとなり他部署をサポートする事務職になりたいと思いました。
御社では是非事務職として裏方に回り貢献させていただければと思い、志望いたしました。』
更に長く勤務していた職場などがあればアピールすると更に良い印象を与えるでしょう。
また30代・40代で既婚者で子持ちの場合に意外と重要なのは子供に手がかかるかどうか・夫は仕事に理解があるかどうかです。
もし、子供がもう手を離れていたらそれをアピールしましょう。
旦那さんの理解があり多少残業しても許されるご家庭でしたらそれも忘れずに伝えてくださいね。
なかなか採用されない方のために
最後に、事務職でなかなか採用されない方に裏技をご紹介します!
[裏技その1]正社員にこだわらない
事務職を目指し不採用になり続けてしまう人にありがちなのが、正社員にこだわりすぎているという点です。
正社員になることが、必ずしもベストではないです。
事務職は正社員としてやみくもに面接を受け目指すよりも、とりあえずパートや派遣として入社し正社員登用してもらった方が
意外と近道です。派遣やパートの方が正社員への近道になってしまう日本のシステムは本当に不思議です。
パートですと、思ったより給与は安くなってしまいますが正社員より簡単に雇ってもらえますし
会社に自分の有能さを売り込める機会にもなりますので不採用になり続け面接を受け続けるよりかはマシかと思います。
最初は雇用形態にこだわらない事が事務職正社員への第一歩です。
[裏技その2]一般事務以外の特殊事務職を目指す
事務職と一口に言っても様々な事務職があります。
一般事務・OA事務はとても競争率が高い事務職ですので思い切って特殊事務職を目指してみては如何でしょうか。
おススメはIT事務と医療事務です!
ITと聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、IT事務はプログラマーやエンジニアをサポートするエンジニア兼事務という
立ち位置のお仕事なので未経験でも大丈夫です。
現在急速なAIの発展によりIT業界では慢性的な人手不足が起こっています。
その為採用される確率もかなり高く、いますぐ正社員で事務職に就きたい!と思う方にはもってこいの事務職です。
更にITのノウハウに業務を通して精通することも出来ますので、あなたのやる気次第ではプログラマーやエンジニアなどの
専門職へスキルアップすることも可能なとても将来性のある事務なんです。
続いて医療事務ですが、主な業務は病院で会計や書類作成をすることです。
医療事務は資格さえ持っていれば未経験であっても優遇して採用してもらえる事の多い人気の事務職です。
資格の難易度も自宅学習で取得可能なレベルの難易度ですので挑戦もしやすいですよ。
[裏技その3]転職エージェントにお願いする
最後の裏技は転職エージェントにおねがいするです。
おすすめはリクルートスタッフィングです。
優良な企業の求人が沢山ありますし、優秀なスタッフがあなたが就職できるまでサポートしてくれますので
やみくもに転職サイトで応募するより有意義です。勿論相談料は無料です履歴書のブラシアップまで手伝ってくれたりしますので
無職の期間を短縮できますよ。
まとめ
今回は事務職を志望する方が就職を成功させる方法のまとめでした!
事務職は明確な志望理由を考えるのが難しい業種なので、会社が求める人物像をしっかり理解して
その上で自分と照らし合わせた志望理由を書くことが出来れば他の志望者と差がつけられるという事が解りましたね!
年代によって志望理由の書き方が変わってきますので自分にあった志望理由を考えてみてください。
それでも、どうしても不採用になり続けてしまう、、、という方は思い切って
- とりあえず雇用形態にこだわらずに事務職になってみる
- 一般事務以外の採用されやすい事務職になってみる
- 転職エージェントの力を借りる
などの方法を試してみては如何でしょうか?
やみくもに面接をし続けるよりもずっと効果的だと思いますよ!
是非納得のいく職場を見つけてくださいね!
ここまでご覧頂きありがとうございました!