2021年09月15日
今回はよく間違えられる働き方フリーターとフリーランスの違いについてまとめてみました。
・フリーターとフリーランスの違いは?
・フリーランスなのにフリーターと思われる!
・フリーターとフリーランスの共通点もある?
こんな疑問や悩みがある方は是非ご覧ください。
それでは見ていきたいと思います!
目次
フリーランスとフリーターの定義
まずはじめにこの項では、フリーランスとフリーターの違いについてわかりやすく解説していきたいと思います。
フリーターの定義
フリーターとは、フリーランスアルバイターの略語と言われています。非正規雇用者とも呼ばれる場合があります。
アルバイトにより生計を立てている人のことを指します。しかし、このフリーターという定義は実に曖昧で、正社員レベルにフルタイムで働く契約社員や派遣スタッフはフリーターに含む考えもありますし、含まない考え方もあります。ですので、厚生労働省が設けた定義を参考に見てみましょう。
厚生労働省の定義によるとフリーターとは15歳~34歳の卒業者(在学者を除く)で、
(1)現在、パート・アルバイトとして働いている人
(2)現在は働いていないが、パート・アルバイトで働こうとしている人
と記載されていました。つまり厚生労働省の定義によると契約社員や派遣社員は含まれないことになります。
このように、かなり曖昧なのですがざっくりとまとめると正社員のように正規雇用されていない若者ということでしょう。
フリーランスの定義
続いてフリーランスの定義を見ていきましょう。
フリーランスとは、フリーターのように決まった会社などに所属していない非正規雇用者になります。
新しくできた言葉なので、時々により定義が異なりますが在宅や自分で取ってきた仕事先で仕事に応じて自由に働く人をフリーランスといいます。
そしてフリーランスとして働いている人をフリーランサーと呼びます。簡単に言うと自営業のようなものですね。
フリーランスとフリーターで同じ部分って?
上の項でご説明した通り、フリーランスとフリーターは全く異なる働き方です。しかし一部においては共通点があります。この項ではフリーランスとフリーターの共通点についてお話しさせていただきます。
収入を安定させづらい
まず共通点1つめは収入の安定が難しい点です。
基本的に正社員として働いていれば毎月決まったお給料をもらう事ができます。賞与もあり生活を安定させることが可能です。
しかしフリーターやフリーランスは自分が働いた分だけ給与がもらえるシステムになっています。思うようにシフトや仕事が入らなければたちまち収入は減ってしまいます。また賞与もないため収入の安定が難しい働き方でしょう。
生活が不規則になる
続いて2つめの共通点です。
2つめの共通点は生活が不規則になるという点です。
なぜ生活が不規則になってしまうのかと言うと、フリーランスであれば契約先の企業ごとに就業時間が違うため毎日決まった時間に働くことができません。フリーターも深夜勤務のシフトになったり、午前しかシフトに入れない日様々になりますので、正社員と比べると生活が不規則になってしまうでしょう。
社会的立場が低い
正社員であれば、収入が低くてもクレジットカードを作れたり、ローンを組めたり、賃貸物件を自分名義で借りることができます。フリーターやフリーランスは例え上記の正社員より高い収入があってもクレジットカードやローンを組むのは難しいでしょう。
なぜ、正社員は収入が低くても信用されるのでしょうか?
なぜなら、正社員は会社を通して安定した給与を得て仕事をしますので社会的信用があるのです。
フリーランスやフリーターは会社に所属していないだけで社会的な立場が弱くなることが多いのです。
肩身が狭くなる
上記のような社会的信用がないことから、フリーターやフリーランスという働き方をすると友人や家族に心配されたり馬鹿にされたり、肩身の狭い思いをすることもあるでしょう。
副業ができる!
最後の共通点はフリーター、フリーランスのどちらも副業が可能な場合が多いことです。副業ができることがフリーターやフリーランスの一番の強みと言ってもいいでしょう。
フリーランスとフリーターで違う部分って?
続いて今度はフリーランスとフリーターの相違点についてみていきたいと思います。
収入
まず一番の相違点は収入面でしょう。
フリーターは特別な技能がなくても仕事につける場合が多いため年収は決して高くはありません。
しかしフリーランスで働く人は専門知識を有している場合が多いのです。技術レベルによりその対価として収入を得るのでフリーターよりも場合によっては正社員よりも収入が高くなることが多いです。
また、フリーターは時給はなかなか上がることはありませんが、フリーランスは技量により仕事の単価があがっていきますので収入に上限がないのです。
専門知識の有無
2つめの相違点は専門知識の有無です。
フリーランスには、その仕事を企業がわざわざ外注して頼むだけの専門知識を求めます。誰でもできる事ならわざわざ、フリーランスには頼みません。そのためフリーランスが仕事を得るためには他の人よりも優れた専門知識が必要なのです。
それに対しフリーターに求められる条件はあくまでも誰にでもできる正社員などのサポート的な役割です。あくまでもサポート的な役割に留まるので必要とされる専門知識はほぼ皆無です。
努力しているかしていないか
3つ目の相違点は努力してきたかしてきていないか。です。
フリーターが努力していないとは言いませんが、特別な理由がなくなんとなくフリーターをしている人は漫然と生きていると言われてしまっても仕方がないのかなと思います。フリーターとして目標を持って活躍するわけでもなく、時間に融通が効くから、やりたいこと探し中など曖昧な理由でフリーターをしている人は非常に多いのではないかと思います。
しかしフリーランスは、フリーランスになるために努力してきた人です。なぜなら未経験からいきなりフリーランスになれる人はごく僅かで大半の人は、正社員としてITの知識などを得て活躍するために準備した人々です。
場所や時間の拘束の違い
次の相違点は場所や時間の拘束の違いです。
フリーランスは基本的に契約に縛られています。
しかし、その契約を結ぶかどうかの選択肢はフリーランスに決定権がありますし、場合によっては指定の場所で勤務することもなく納期までにデータで納品すればよい場合も多く自宅で自分のペースで仕事をすることも可能です。
一方、フリーターは雇用契約に縛られています。
バイトとして採用された場所で働きますし、定められた時給で働きますし、働く際にはバイト先に出向く必要があります。双方自由な働き方と言われていますが、圧倒的に制限があるのはフリーターの方でしょう。
フリーランスとフリーターどっちがいい?
最後にフリーターとフリーランスどちらが良いのか解説して終わりにしたいと思います。
将来性があるのはフリーランス!
上の項で充分ご理解いただけたかと思いますが、将来性があるのは圧倒的にフリーターよりフリーランスでしょう!フリーターはフリーターとしての暮らしが行き詰まり正社員になろうと思っても30代を過ぎるとなかなか仕事がみつからないという最大のデメリットがあります。
しかしフリーランスは、フリーランスとしての働き方が万が一行き詰まってしまったとしても、あなたには今まで積み上げてきた技量やノウハウがありますのでキャリア採用枠で正社員として採用してもらい会社勤めをするという選択肢も可能なのです。
一生フリーターでいる道か、万が一の時には正社員にもなれる道か、どちらが将来性があるかは明らかですよね。
フリーランスを目指すならまずは正社員に!
ここまでご覧頂いてフリーターと似て異なるフリーランスのような自由で稼げる働き方をしたいと思った方も多いのではないでしょうか?
フリーターの方より多くの報酬を得ようと思うならフリーランスを目指すことをおすすめします。
フリーランスは未経験でも名乗ることは可能ですが、単価の低い質の悪い仕事ばかりを受けてフリーターの頃より激務なのに収入が減ってしまった!なんて話もよく聞きます。本気でフリーランスを目指すなら、まずはフリーランスをしたい業界の正社員になってノウハウや技術を得ることがいちばんの近道でしょう!
もしまだどんな業種にしようか迷っているのなら、オススメしたいのはIT業界です!
なぜIT業界がオススメかというとIT業界は現在急速なAIの発達により慢性的な人手不足が起こっている業界だからです。このため、IT業界ではやる気さえあればスキルがない未経験者も積極的に採用しています。職歴のないフリーターにはもってこいのお仕事というわけなんです。
更に正社員であれば、収入面や雇用の安定から社会的な信用等様々なメリットがありますよ。この機会に是非正社員を目指してみてはどうでしょうか?
しかし
『でも正社員にいまさらなれるのかな、、』
『でも履歴書の書きかたがわからない、、』
『そもそもどんなスーツを着ていけばいいの?』
こんな様々な不安が残る方もいらっしゃると思います。
こんな悩みを抱える方は正社員になるためのサポートをしてくれる就職エージェント力を借りてみてはいかがでしょうか?職歴のない方や履歴書を書いたことがないかたでも、1からサポートしてアドバイス・添削してくれます。
更にあなた担当の優秀な転職エージェントがあなたの経歴やキャリアプランにあった転職先を見つけ就職まで完全にサポートしてくれます!
ノウハウや技術を身につけてフリーランスを目指しましょう!
まとめ
今回はフリーターとフリーランスの違いについてのまとめでした!
当記事をまとめると、、
・フリーターもフリーランスも安定のない社会的信用のない働き方
・稼ぎたいのならフリーターよりもフリーランス!
・いずれフリーランスのような自由な働き方がしたいのならば正社員になりIT業界などのノウハウを得るのがいちばんの近道!
ということでしたね。
フリーターもフリーランスも自由に自分のペースで稼ぐことができるのが最大の魅力です。しかしフリーターではなかなか老後の不安は拭えませんので、自由に働きたい方はフリーランサーを目指してみてはいかがでしょうか?
ここまでご覧頂きありがとうございました!