事務職を目指す40代の方へ!就職に有利な志望動機を考える

2021年08月15日

面接をする女性

事務職と言えばなりたい職業ランキングに必ずランクインするといっても過言ではない人気の職業ですよね!
厚生労働省が発表した調査結果のデータを見てみたところ事務職の有効求人倍率は1倍を下回っていて、
就職するのがとても難しい職種であることが分かります。

なぜこんなに事務職が人気なのでしょうか?

人気の理由を調べてみたところ営業職などの様にノルマもないですし、責任も比較的少ないので仕事中心の毎日になることはなくライフスタイルが左右されない所にもあるようです。

加えて体力的にも負担が少ないので女性に人気の職業です。

新卒のこれから育っていく若い世代でも倍率が高い事務職ですので40代の転職はかなり難航することは想像できると思います!

今回はそんな人気で倍率の高い事務職に40代でも就職できる裏技や志望動機の書き方などを解説していきたいと思います!

これから事務職へ転職したいと考えている方は是非ご参考にしてみてくださいね!

40代で事務職で採用されづらい理由

まずは、40代が事務職で採用されにくい理由から見ていきたいと思います。

[理由その1]事務職の仕事は今後どんどん減っていくから

これは40代に限った話ではありませんが、今後10年でAIに代替えされてしまうお仕事ランキングで一般事務職がランクインしているのは、ご存じでしょうか?

一般事務の主なお仕事はデータ入力や資料作成などのルーティンワークがメインです。

ルーティンワークはAIが一番得意とする業務ですので今後どんどん一般事務の求人が減っていきます。
勿論人間ではないとこなせない業務も一部ありますので少人数は採用すると思いますが基本的に企業が優先して採用
していくのは、これからキャリア形成をしていく若年層ですので40代転職組の食い込む余地はないでしょう。

[理由その2]年齢層のバランスも考えて採用するから

事務職員の平均年齢を調べてみたところ35.2歳でした。
つまり40代の新入社員が入社してしまったら、年下が上司になる可能性が十分あり得るという事です。

採用担当は部署内のバランスをみてトラブルが起きないように采配するのも仕事の一部になりますので
できるだけ世代間ギャップのない同年代の人を採用したがるようです。

[理由その3]子供や家族の都合に左右されやすい年代だから

沢山の採用担当の人に話を聞いてみましたが、この理由は大きいみたいです。
30代で結婚出産を経て再就職したい40代の女性は子供がまだ幼稚園~小学生の年齢の人が多いです。
この年代の子供を持つ女性は、子供の熱で欠席したり子供の行事や授業参観があれば有給で休む
家族・子供ファーストな年代といった印象を採用担当に持たれてしまいます。

企業側は同じスキルを持つ20代未婚の残業も快くしてくれる身軽な女性社員と
家族優先で決まった時間には家にいないといけない40代の既婚女性社員どちらを採用したいでしょうか?

勿論身軽な20代の女性社員の方ですよね。

以上のような理由から40代の転職組は採用されにくくなっているようです。

しかしまだ可能性はあります!
もし、あなたが結婚出産などでブランクを開けてしまったけれども数年程の事務経験が過去にあり即戦力になれるレベルの事務スキルがあるのであれば採用される可能性はグッと上がります!!

つまり40代の転職者に求められているのは、即戦力となりうるレベルの経験です。

真向に挑んだら40代の未経験者の就職活動はかなり険しい道でしょう。
次の項では、そんな40代の未経験者でも採用される志望動機の書き方について解説していきたいと思います!!

40代でも事務職に採用されるための志望動機の書き方

40代で事務職への転職はかなり険しい道という事がお分かりいただけたかと思います。
それでは、そんな厳しい40代でも採用される志望動機の書き方を見ていきましょう。

転職の際、志望動機の作成は一番悩みますよね。
特に事務職は特別な業務もなく、やりがい等も他の職業と比べると少ないので志望動機の書きにくい業種と言われています。

志望動機の内容で面接の合否を左右するといっても過言ではありませんのでしっかり対策しておきましょう!

中高年の転職理由に必ず必要なことがあります。それは具体性です。
新卒とは違い、やる気アピールや会社の理念に共感したなどは採用担当はまったく求めていませんので注意してください。
社名だけ変えたら、どんな会社にも志望動機として使い回しができるようなものも中途採用では通用しません。

まずは他業種であってもこれまで、あなたが形成したキャリアや経験をアピールし、この経験から御社の〇〇に貢献できます。
という、あなたの強みを含んだ志望動機を述べることが必要です。

もしあなたの人材が企業理念に沿っている人材であれば、それも具体的に盛り込めば効果的でしょう。

具体的な例文はコチラ!

『私は前職では事務職ではありませんでしたが、
営業部の立ち上げメンバーとして、市場のニーズを読む力を日々磨いてまいりました。

沢山の部下を持ち若手育成とマネジメントに取り組み、毎月欠かすことなく努力して目標を達成することを喜びとしていました。

ある日、営業部の目標は自分だけで達成したのではなく事務職の方がサポートしていてくれたから目標達成できたという事に気づきました。

事務職の方の細やかな心配りに感動し、自分も人を支える業務がしたいと思いました。
営業もやりがいを感じましたが、今度は縁の下の力持ちとなり他部署をサポートする事務職になりたいと思いました。御社では是非事務職として裏方に回り貢献させていただければと思い、志望いたしました。』

あくまで例文になりますので、あなたの前職で事務職の方に感謝したエピソードや具体性を沢山盛り込みましょう。

大切なのは「何故その会社でなければならないのか」という事を採用担当に伝える事です。

いじわるな質問をしてくる採用担当も数多くいます。
しっかりと対応できるように事前準備をして、具体的にあなたの熱意をしっかり伝えてください!

40代でも採用されやすい事務職の種類

しっかりした志望動機を練っていても、求人倍率の高さからやる気だけの新卒に負けてしまう事も多いでしょう。
実は事務職と一口に言っても様々な事務職があるのはご存知ですか?
競争率の高い一般事務職に落ち続けるよりも40代でも採用されやすい事務職を目指してみては如何でしょうか?

この項では、40代でも比較的採用されやすい事務職についてご紹介します。

《経理事務》

経理事務の主なお仕事は会社のお金の流れを把握して、給与の振り込みや支払い業務などお金の管理をするのが主な仕事です。
事務職が未経験であっても日商簿記検定2級以上を取得していれば40代であっても比較的採用されやすい職業です。
税理士や会計士などへのキャリアアップも考える将来性のあるおしごとですよ!

《営業事務》

営業事務とは営業担当と連携して契約書類の作成や顧客からのメールや電話対応を行う仕事です。
高いコミュニケーション能力が必要となりますので、前職が営業や接客業だった人は比較的採用されやすいです。
資格を取得するのであればビジネスマナー検定、MOSなどを取得しておくと面接に有利に働きますよ。

《医療事務》

病院やクリニックに勤務する事務です。主な業務は病院の受付やカルテの管理、そして診療報酬などの計算です。
医療事務の資格さえあれば、未経験でも優遇採用されることが多い事務職です。資格は通信講座でも取得できる難易度のものなので
子育て中に在宅で勉強し資格取得して子育て後に医療事務になる女性が多いです。

事務職採用されない40代の方へ。事務職で採用されるためのポイント

最後に、40代でも事務職への転職を成功させるために、覚えておいてほしい裏技をご紹介します!

[裏技その1]正社員にこだわらない

40代の転職組にありがちなのは、正社員にこだわりすぎているという点です。

正社員になることが、必ずしもベストではないです。
事務職は正社員としてやみくもに面接を受け目指すよりも、とりあえずパートや派遣として入社し正社員登用してもらった方が
意外と近道です。

パートですと、思ったより給与は安くなってしまいますが不採用になり続けるよりかはマシかと思います。
最初は雇用形態にこだわらない事が正社員への第一歩です。

[裏技その2]子供が自立しているのであれば、それを説明する

先ほど少し触れましたが、子供のいる40代女性の採用に不安を感じる採用担当は数多くいます。
企業は基本的に仕事第一で動いて欲しいのです。

ですので、面接時に子供はもう大学生で1人暮らしをしているので多少残業できる・夫は仕事に理解がある
などを伝えておくと採用担当は安心できるでしょう。
40代だとバリバリ働けるイメージは基本持たれないので、バリバリ働ける方はとことんアピールして企業側の不安要素を解消しましょう。

[裏技その3]転職エージェントにお願いする

最後の裏技は転職エージェントにおねがいするです。
おすすめはリクルートスタッフィングです。
優良な企業の求人が沢山ありますし、優秀なスタッフがあなたが就職できるまでサポートしてくれますので
やみくもに転職サイトで応募するより有意義です。勿論相談料は無料です履歴書のブラシアップまで手伝ってくれたりしますので
無職の期間を短縮できますよ。

まとめ

今回は事務職を目指す40代の方が有利に就職する方法のまとめでした!
一番メジャーな、一般事務やAO事務ははっきり言って誰でもできる業務内容で特別なスキルは求めていません。

その為年齢が高い程不利になってしまうのが常です。企業は同じスキルなら若くて素直な人材を欲しがります。これは当たり前ですよね。

競争率が高い一般事務職にむやみに面接へ行くよりも

  • とりあえず雇用形態にこだわらずに事務職になってみる
  • 一般事務以外の採用されやすい事務職になってみる
  • 転職エージェントの力を借りる

などが有効な方法かと思います。

事務職と一口にいっても様々な種類があります。
今回ご紹介した以外の事務職も当サイトでご紹介していますので
40代でも転職しやすい特殊事務職を目指してみるのも1つの手だと思いますよ!

ここまでご覧頂きありがとうございました!

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