2021年07月08日
引きこもり・ニート=「働かない若者」の問題が社会問題としてクローズアップされてから久しいですが、
現在日本では約60万人のニート・引きこもりがいると言われています。
ニート・引きこもりでも生活できるのは両親が健在なうちだけですよね。
若いうちは最悪親がいるので良いですが、親が亡くなった後のことを考えるとゾッとしますよね。
今回はそんな現在引きこもりやニートの方、または引きこもりやニートのお子さんがいる方へ向けた記事です。
- ニートや引きこもりでも歓迎される仕事はあるのか?
- 今からでも取得すれば就職に有利な資格はある?
こんな疑問がある方はぜひご覧下さい!
目次
ニート・引きこもりが歓迎される仕事
まずはじめにニート・引きこもりでも歓迎されるお仕事から見ていきたいと思います。
向いている人の特徴も簡単にご説明していきます。
タクシー運転手
職歴があまりなくても歓迎されるお仕事は、タクシーの運転手さんです。
タクシー運転手として仕事をするためには、「普通自動車第二種運転免許」という特殊な免許が必要です。
この免許がなければ、お客さまを乗せて運転することはできません。
しかし、タクシー会社に入社する時点で取得している必要はないのです。
一部例外はありますが、ほとんどのタクシー会社で二種免許の取得費用を負担してくれます。
普通自動車第一種運転免許を所持している事はほぼほぼ必須な条件なので、
できれば取得していた方が良いでしょう。
養成訓練も会社で行ってくれますので、運転に自信がない方でも安心です。
しかし運転手といえども接客業の要素が強く、コミュニケーション能力の高くない人には向いていないお仕事でしょう。
人と話すことが苦ではない、何を言われても気にしないストレス耐性のある人にお勧めします。
引越しアシスタント
続いてニート・引きこもりでもすぐに就職できるのは、引越しアシスタントです。
引越しアシスタントとは、簡単に言えば引越し屋さんです。
引っ越しアシスタントは特別な資格は必要ありませんので、
やる気があれば長く職歴がなくても入社できる場合が多いです。
しかし、引っ越しアシスタントは完全なる肉体労働です。
冷蔵庫や場合によってはグランドピアノのようなものを運ぶ必要があるので、
筋トレを自宅で行っていたり、学生時代は運動部だったようなある程度体力に自信のあるニート・引きこもりの方でないと難しいかもしれません。
逆に頭より体を使う方が向いている方には大変おススメなお仕事です。
ITエンジニア
最後にお勧めしたいのはITエンジニアです。
趣味でパソコンを日々使ったり、自作の動画を作ってみたりプログラミングが好きなニートや引きこもりの方は、
ひょっとしたらITエンジニアとしてIT業界で活躍していけるかもしれません。
IT業界では新卒から入る人間の方が稀なので長く職歴がなくても浮かないですし、完全なる実力主義の世界ですので年功序列などもありません。
個人主義の人も多いので、もしコミュニケーション関係に問題があってニート・引きこもりになってしまったのならば尚のことオススメですよ!
いかがでしょうか?ニート・引きこもりでも歓迎されるお仕事は思ったより沢山あります。
しかしコミュニケーション能力が決して高いとは言えないニート・引きこもりがちな人にとって仕事選びは非常に重要です。
いきなりコミュニケーションを求められるタクシー運転手のような接客業や、
引越しアシスタントなどの肉体労働色の強い引っ越しの仕事などを始めてもおそらく長続きしませんよね。
ずばり!ご紹介したお仕事の中で一番オススメで将来性があるのはIT業界です!
次の項からは代表的なIT業界の職種、就職のためのIT知識の学習法や、取得した方が良い資格などを解説していきたいと思います!
あなたもニート生活から抜け出し、IT業界で自分の力を試してみませんか?
ニートの就職にIT業界が向いている理由
ニート・引きこもり生活をしている方は、社会で働いている人よりパソコンに没頭する人が多いというデータがあります。
SNSやyoutubeなどの普及により自分でアフィリエイトサイトを運営したり、
〇〇してみた!などの動画をアップして広告収入を得る引きこもりの方も多いようです。
ずばり、それらの延長線上にIT業界があるので、ニート・引きこもりの方にIT業界をオススメしたいのです。
しかも近年では、さまざまな業界や企業でIT技術を導入しているので慢性的な人手不足が起きています。
まさに猫の手も借りたい状態なので採用率もとても高く、
復帰したいニート・引きこもりの方がチャレンジしやすい状態です。
とくに中途半端に経験のある中高年の人材より、未経験でもこれからキャリア形成していける若手の人材を求める企業が多く、ニートや引きこもりの人は今がチャンスなんです!
「未経験OK」や「職歴・学歴不問」の求人が多い事もおすすめポイントの1つです。
『IT業界良さそう!!でも基本的なPC知識に毛が生えた程度の技術しかなくても大丈夫?』
こう思っている方は多いのではないでしょうか?
確かにIT業界は知識がなければ働けないイメージがあります。
しかし実際そんな事はありません。
大手の高給取りエンジニアの求人は確かに経験がないと難しいですが、
中小企業のITサポート事務あたりからスタートしていけば全くの無知でも問題ありません。
なぜ無知でもやっていけるかと言うと、未経験者を歓迎する会社では入社後の新人研修制度が充実しているためです。業務や研修を通して働きながらスキルを身につけていってくれれば大丈夫というスタンスの会社が多いんです。
ある程度知識を身に着けてしまえば、普通では入社できない大手企業の社内SEになることも夢ではありません。
もし、現状を変えたいと強く思うなら是非IT業界への就職を検討してみてください。
IT業界の職種
続いてIT業界には具体的にどんな職種があるのか代表的な職種をご紹介していきます。
IT職種① システムエンジニアやプログラマなどの「エンジニア系職種」
まずはIT業界の花形職種といっても過言ではないエンジニア系の職種についてです。
仕事内容は?
システムエンジニアの主な業務を簡単に言うとシステムの設計図作りです。
システムエンジニアが携わるのは、システム開発でいう上流(IT業界では開発のはじめのほうを上流と言います。川の流れで例えているみたいです。)部分。
つまり、システム(設計図)作りですね。
まずは、どのようなシステムを作っていくのか、お客様からヒアリングをして、
要望を元にどのようなプログラムを作る必要があるのか考え提案していきます。
提案が通ったら、実際にできた設計プログラムがお客様の要望通りに動くのかどうかを確認をするところまでが
システムエンジニアの業務となります。
ですので、システムエンジニアにはIT技術のみではなく、お客様の要望をしっかり汲み取るためのヒアリング能力やコミュニケーション能力も必要となってきます。お客様に満足してもらえないシステムばかり作っていては、次に繋がりませんので。
IT職種② ITコンサルタント、セールスエンジニアなどの「営業・コンサルタント系職種」
続いてコンサルタント系の職種について解説していきたいと思います。
仕事内容は?
企業や案件によって異なりはありますが、大体は経営方針に沿ったIT戦略を基にシステム開発をクライアントに提案したり、システムの最適化から経営改善を図ることが主な業務内容になります。
システム導入を依頼される場合もあり、その時はシステムエンジニアのようにシステムの設計から開発・動作検証まで、あらゆる作業に携わることが必要になってきます。
ですので、プログラミングの知識は必須と言って良いでしょう。
さまざまな分野のプロフェッショナルと一緒に仕事を出来るため、幅広い知識や経験を得ることができ、激務ですが成長できるのがITコンサルタントの魅力です。
IT職種③ プロジェクトマネージャーなどの「マネジメント系職種」
次にマネジメント系の職種についてです。
仕事内容は?
プロジェクトマネージャーの業務内容は、システムエンジニアが受注したシステムの構造や機能に応じて予算やスケジュールを組み、開発に必要なメンバーを決定してチームを編成してプロジェクトを遂行するチームリーダーのような立ち位置になります。
メンバーを統率しシステムを完成させ、クライアントに納品するところまでがプロジェクトマネージャーの仕事となります。運用のライフサイクルを見通したプロジェクトを策定するのも、プロジェクトマネージャーに必要な能力です。
IT職種④ 新製品や技術研究を行う「開発・研究系職種」
最後に開発・研究系の職種について解説していきたいと思います!
仕事内容は?
IT業界で開発というと既存のシステムや技術を用いて新たなツールやアプリケーションを開発することがメインの業務になります。
例えば、企業のスマホ向けアプリの作成やパソコンソフトの開発などです。
いくつものノウハウやテクノロジーを組み合わせて日々、クライアントや市場が求めている機能を持った使いやすい商品を開発していきます。
そして作り上げた製品がヒットした場合は、その製品をさらにブラッシュアップしたり、OSのバージョンアップをしたりする改良・改善業界も併せて行っていきます。
現在IT業界が研究開発している中で身近で注目されているものは、スマホやタブレットなどで利用される高速通信技術や自動車の自動走行技術や人工知能とその関連技術などです。
少し難しいですが、まとめるとパソコンやスマホをゲーム機と例えるとそのソフトを作るような人たちということですね!
長く職歴がないニートでも採用されるための方法
まずはIT事務になり資格を取得しながらスキルアップしていく
エンジニアの求人でも未経験で十分に採用される見込みがありますが、経歴にあまりに自信がない方や
まずはIT業界に触れてみたい方はIT事務から始めてみてはいかがでしょうか。
IT事務とはITの知識が多少ある事務員くらいの立ち位置の事務職です。
最初から高収入は期待できませんが、資格支援制度が充実していたり、認定資格を取ると手当がでたり
頑張りしだいで、どんどんスキルアップしていけるお仕事です。
IT業界の中でも特に「未経験歓迎」「基本的なPC知識でOK」な求人が多いですよ。
エンジニアやプログラマになる前に、まずIT事務を経験して業界のカラーを知る人も多いのでIT業界未経験で少し不安な方には大変おススメのお仕事です。
転職エージェントにお願いする
この話はIT業界に限りませんが、世の中にはいわゆるブラック企業という会社が存在します。ブラック企業の特徴としては
- ろくに人材を育成せずに使い捨てる
- 劣悪な環境で労働を強いる
- 残業代や福利厚生が存在しない
- 最悪、給与の未払いがある
などがあります。
求人広告をみるだけでは、素人ではなかなかブラック企業を見分ける事ができません。
これはよく言われる例ですが、常に求人を出している会社や会社の規模は小さいのに対して多くの人数を
募集している企業は警戒しても良いと言われています。
なぜなら求人が出続けている企業は、離職率の高さを表しているからです。
離職率の高い会社ではパワハラが横行していたり、サービス残業が当たり前という可能性が高いでしょう。
このような会社に就職しない為には、転職エージェントを上手く活用することが大切です。
世の中には様々な転職エージェントがありますので、自分にあったサービスを見つけ、登録しましょう。
転職エージェントによっては面接対策や履歴書の添削もアドバイスしてくれますので、就活が初めての方でも安心ですよ。一歩踏み出してみましょう。
まとめ
今回はニート・引きこもりの方でも歓迎されるお仕事のまとめでした!
この記事をまとめてみると、、
- ニート・引きこもりにこそIT業界をオススメしたい!
- 資格はいらないがパソコンが得意でない人ならMOS程度の資格を持っておくと良い
- IT業界は僅かながらブラック企業もあるので、就職活動する際は自力ではなく、優秀な転職エージェントにお任せする方が無難
という事でしたね!
今からでも遅くありません!
是非将来性のあるIT業界で社会復帰をしてください!
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。