2021年08月12日
現在、男性でも事務職として働きたい人は意外と多いことはご存知でしょうか?
昔とは違い、事務職として働く男性も年々増加しており、男性が事務職として働くのはなんら恥ずかしくない時代になってきました!
事務職に転職した男性の口コミを見ると
『営業のようにノルマがなく、ほぼほぼ定時に帰れる事務職にして本当によかった!』
『思ったより給与が下がらないのに、重圧や責任がぐっと減って転職して本当によかった!』
という口コミが沢山見られます!
今回は今の職業に悩んでいる男性のために
・男性が事務職で働くにはどうすれば良いのか?
・男性でも重宝される事務職はどんな業界か?
という点にスポットをあててご紹介していきたいと思います!
目次
事務職って男でも採用されるの?男女比は?
そもそも一般事務のほとんどが女性です。
昔より男性が活躍してきましたが、それでも一般事務のみにスポットを当てると9割が女性と言って良いでしょう。
なぜ一般事務に女性が多いかというと、一般事務には専門的な知識が必要ない場合が多く、更にルーティンワークが多いので同じ企業のほかの部署と比べると給与が低いのです。新卒で企業に入社する場合、男性の大半は給料が上がっていきやすい総合職を選択すると思います。そのため、一般事務には男性が少ないのもあるでしょう。
また細やかな気配りや多部署とのコミュニケーションも必要なので、若い女性の方がそれらの業務は向いているだろうという考えから企業は多く女性を採用します。
先にも申しあげましましたが、一般事務は給料はそれほど高いものではありません。昇進や昇給もほとんどなく、30代でほぼほぼ最高年収に達します。
しかし代わりに営業のようなノルマやプレッシャーもなく、管理職のような責任もありません。更に残業もなく、常にほぼ定時で帰れるというのは大変魅力的ですよね。
そんなこともあり、給料が下がっても仕方ないから居心地の良さそうな事務職に自分も就きたいと考える男性が多いのです。
比率的には女性が多いですが、それは一般事務に限った話です。業界さえ選べば事務職でも十分採用されますし、男性が多かったり未経験でも重宝される業界もあるんですよ!
未経験の男でも事務職に就職することは可能?
未経験で男性であっても事務職に就職することは十分可能です。
なぜなら、事務職になるために必要な資格というのは存在しないからです。
求人の中には大手企業の高給な求人ですと実務経験○年以上と記載があったり、30代までなど年齢制限などを設けているものもありますが、ほとんどの場合未経験OKな所が多いです!
未経験でもOKな求人であっても応募条件は簡単なパソコンの操作ができる事が殆ど必要になりますのでオフィスソフトを簡単に触れる程度にしておくと良いでしょう!
未経験OKの職場は、長期キャリア形成の観点で募集している場合が多いので若年層を多く採用したい傾向にあります。特にIT業界など常に人手不足の業界の事務職でしたら、手厚いサポートや教育制度も充実しており右も左もわからないまま現場に放り込まれる心配も少ないですよ!
事務職未経験なら20代の方が有利ですので早めにチャレンジして見ましょう!
事務職への就職を成功させるために必要なこと
男性であっても未経験であっても事務職にチャレンジ可能なことは十分お分りいただけたのではないかなと思います。
続いて他の未経験の就職志望者と差をつけるために就職の成功に必要な資格や対策について解説させて頂きます!
対策その1.経理のスペシャリストになる
いわゆる経理事務を目指し、経理のスペシャリストになるという方法です。
大企業では経理課があり、経理は経理事務が行い一般庶務は一般事務が行うことが多いのですが、中小企業では一般事務でも簡単な経理の知識が必要な場合があります。
もちろん、入社してから覚えれば良いのですが予め経理のノウハウを持っていれば即戦力として会社に重宝されること間違いなしです。
もし、就職までに時間があるのであれば、日商簿記検定やFASS検定あたりを所持しておくと有利に働くでしょう。
日商簿記検定とは、通称簿記と呼ばれる試験です。
レベルが1級から4級まであり、2級、3級レベルだと難易度も低く取得はしやすい資格です。
2級程度の知識があると財務諸表の見方も習得できので企業にアピールしようと思ったら2級は持っておきたいですね!!
もちろん更に突き詰めて学んでいけば、税理士や公認会計士などにスキルアップも可能です。簿記と違って簡単に取れるような資格ではありませんので、業務を行いながら向いていると思えば目指していったら如何でしょうか。
日商簿記検定やFASS検定あたりをまずは目指してみてくださいね!
対策その2.ITのスキルを身に付ける
上でも申し上げましたが、中小企業の場合、一般事務職が経理などの様々な仕事を兼務しているところが多いです。
経理業務と同じくホームページの更新や作成も一般事務が担当することがザラにあります。そんなときにホームページの編集や更新、欲を言えばアクセスを稼ぐSEO対策などの知識があれば大変就職に有利でしょう。
ホームページの編集やSEO対策というと難しそうですが、最近の若い世代ですと意外と慣れ親しんだ用語やHTMLが多く、すぐにITのノウハウを習得できる場合が多いです。
会社としては、そんなITスキルのあるあなたを事務職として雇えば、ITエンジニアを外部から雇い高い給料を支払う必要もなくなり、あなたを雇う大きなメリットが生まれるということです。
特に資格は必要ないので、ITのスキルがあるのでしたら履歴書に積極的に記載してアピールしていきましょう!
対策その3.まずは職種で応募してみる
対策その3は少しリスクがある方法ですが、もしあなたが若年層でもなく、資格もなく未経験で男性でどうしても事務職の面接に落ち続けてしまう場合はまず就職したい会社の総合職や営業などの違う職種で勤務して見ては如何でしょうか?
営業職として数年キャリアを積み、その間にパソコン技術を学び、人事部や事務職の人と仲良くしておけば、社内で転職できるかもしれません。
真面目で模範的な社員として評価を受けていれば、最もらしい理由をつけて異動願いを出せば受理される可能性も高いのではないでしょうか。大企業では少々難しい方法ですが、社長との距離の近い中小企業でしたら、話は充分に通ると思います。
むやみに一般事務で面接を受け落ち続けるよりも建設的な考え方だと思いますよ。
未経験男性でも重宝される事務職とは?
未経験の男性でも重宝される事務職はずばり『IT事務』です!
IT事務の業務について簡単にご説明していきたいと思います。
IT事務とは基本的にはパソコン作業や電話対応など一般事務と変わりませんが、IT企業の事務ですので自社の機器製品にトラブルがあった場合に顧客元まで出向いて故障を直したり電話にて対応することを求められるお仕事です。
IT業界なので事務職でも男性の割合が高い場合が多く、今注目の事務職なんですよ。
主な業務はこんな感じです。
◎ヘルプデスク業務
メールや電話で寄せられる自社製品のシステムのトラブルに関するお問い合わせに電話対応します。クレーム対応とは違いますので基本的にはマニュアルに沿ってトラブルの対処法を顧客に説明、対応をすれば大丈夫です。
◎データ入力
データ入力は一般事務とあまり大差ありません。ExcelやAccessなどのオフィス社のソフトを使いデータの入力を行ないます。
慣れてきたら簡単なプログラム言語(VBA)を使って高度なExcelファイルをつくったりすることもあります。
◎資料作成
企画会議に参加するので議事録などを作成していきます。こちらも一般事務の業務に似ています。
しかし会議や資料にはITの聞き慣れない言葉が多いので「ITの言葉で、なにを言ってるのかよくわからない」と最初は感じてしまうかもしれません。
ぱっと見難しそうに見えますが、簡単に言うと『事務兼エンジニア』という事ですね!
IT事務になる大きなメリットとしては、プログラマーなどへのキャリアアップが可能な職業というところです。
IT業界未経験者の場合、プログラマーやシステムエンジニアに最初から採用される可能性はほぼないと言って良いでしょう。
IT業界は即戦力を求める場合が多いのです。
しかしまずは未経験大歓迎のIT事務で勤務し実務経験を積み、積極的にVBAやIT言語などを使用することになり将来プログラマーやエンジニアなどに転職しやすくなります。
企業によっては資格支援制度を設けている会社も多いので、IT事務時代に働きながら国家のIT認定資格などを取得してキャリアプランを考えていきましょう。
IT事務からキャリアアップできる職業はこちら!
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
- 営業
- プログラマー
- システムエンジニア
家族や子供を持ち、年収アップしたいと考えた時に選択肢を広げることができるのがIT事務の強みです!
あなたの頑張り次第でプログラマーやシステムエンジニアにスキルアップすれば独立も年収1.000万円も夢ではありませんよ!
まとめ
今回は男性が重宝される事務職についてのまとめでした!
一般事務として男性の雇用も増えて来ましたが、まだまだ女性が多い業界であることは否めません。
更に一般事務は今後10年でAIに代替えされてしまう可能性のある業種と言われていますので、将来性も考えていざという時のキャリアアップも考慮すると未経験の男性にオススメの事務職は
・経理事務
・IT事務
あたりを検討していっては如何でしょうか?
特にIT業界は基本的に男性社会の業界なので、女性ばかりでやりにくい、、と言うことはほぼないですし、手厚いサポートや教育制度も充実している会社が多いですよ!
ぜひストレスのない理想のお仕事を探してみてくださいね。
ここまでご覧頂きありがとうございました!