フリーターでバイトを掛け持ちする前に考えた方が良い5つのポイント

2021年07月24日

フリーターでバイトを掛け持ちする前に考えた方が良い5つのポイント

今回は掛け持ちを考えているフリーターの方に向けたまとめです!

フリーターは自由な働き方ができますので生活をより豊かにするために掛け持ちバイトをして稼ぐ!という選択肢をする人も少なくありませんよね。しかし掛け持ちをすることによって生じてくる5つのポイントがあります。

そのポイントとは

  • 非課税対象者から課税対象者になるリスク
  • 保険料や年金に支払い義務が発生
  • 確定申告の必要
  • 体調の変化や不調が出てくる
  • 機密漏洩のリスク

などです。

当記事では、これらのことを詳しく掘り下げて解説していきますので掛け持ちバイトをこれから考えている方は是非ご覧ください。

最後にお勧めの掛け持ちバイトの組み合わせなどもご紹介していきますので、あなたのライフスタイルに合っている働き方はどのような働き方なのか見つめ直してみましょう。

フリーターがバイトを掛け持ちする際は社会保険や確定申告の手続きが面倒に!?

まず掛け持ちバイトをすることで気を付けなければならない3つのポイントからです。

ポイント1. 収入が増えると課税対象になってしまう

まず一つ目のポイントは課税対象についてです。
日本では年収103万円以下の収入に抑えている労働者は非課税対象者103万円以上稼いでしまう労働者を課税対象者とし課税や社会保険料賦課の対象となります。
この103万円の年収は勤務先1か所あたりの年収ではなく、合計の年収になりますので非課税対象者でいたいのなら掛け持ちバイトによって103万円を超えないようにシフトを入れて調整する必要があります。

繰り返しますが所得税の課税対象者のボーダーラインは「103万円」です。

103万円を大幅に超えて稼ぐのでしたら、課税対象者になるとこで支払う所得税の金額は気にならない程度ですが、例えば103万円の年収をギリギリ超えてしまうくらいのレベルですと103万円以下の年収にギリギリ抑えて非課税対象でいた方が手取りは多くなるでしょう。

ポイント2. 更に収入が増えると年金や保険の加入も必要に

103万円の年収を超えると所得税を支払う必要が出てくるとお話ししましたが、更に年収130万円を超えると年金や保険の加入も必須になってきますので注意が必要です。年収130万円を超えると保護者の扶養から外れてしまう恐れがあります。扶養から外れると親の控除額が減り税金が高くなってしますだけではなく、扶養ではないあなたは保険料と年金を支払う義務が発生します。

健康保険は選択肢として以下の2パターンがあります。

  • 国民健康保険と国民年金に加入
  • 社会保険と厚生年金に加入

しかし、殆どのフリーターは保険料の高い国民健康保険と年金の少ない国民年金に加入することになるでしょう。
なぜフリーターが社会保険と厚生年金に加入できないのかと言うと、社会保険と厚生年金は基本的に正規雇用者の為の保険と年金だからです。

バイト先が大規模でフリーターでも健康保険に加入させてくれるシステムの場合は労働時間や雇用期間などの条件を満たせば加入できる場合も稀にありますので一度勤務先の正社員に聞いてみた方が良いでしょう。

ちなみにフリーターであっても社会保険に加入できる条件は以下になります。

  • 年収106万円以上
  • 週20時間以上の勤務
  • 1年以上の勤務見込み
  • 従業員501人以上

ポイント3. 確定申告の必要性

年収の合計額が150万円以上になると確定申告の必要が出てきます。確定申告とは所得にかかる所得税などの計算をして税金を支払うまでの一連の流れの事を言います。
アルバイトが掛け持ちであっても月収20万円もしくは年収150万円以内でしたら法律的には確定申告をする必要はありません。しかし、確定申告をすると場合によっては払いすぎていた税金が還付される事もありますので稼ぎすぎてしまったフリーターはやっておいた方が良いでしょう。

フリーターがバイトを掛け持ちするメリットとデメリット

続いて掛け持ちをすることで生じるメリットやデメリットについても考えましょう。

ポイント1. 体調の心配がでてくる

バイトの掛け持ちをするということは、大半の人は昼夜問わずに働いていると思います。
昼夜問わず逆転の生活をしていると若いうちは気にならないかもしれませんが30代にもなると体調管理に気を付けないと体にどんどんガタがきます。日々の心身の負担を解消しないままでいると、いずれ免疫が落ち大きな病気の原因となってしまう可能性もありますので注意が必要です。

更に、2つのバイトをすると稼ぐことは出来ますがスケジュールの管理に忙しくなってしまいます。希望のシフトが全て通れば良いですが、1時間早くシフトはいれる?なんて言われる日もあると思います。そんな日は1つのバイトを終えたらご飯を食べる暇もなく次のバイトへ出勤!なんてことにもなりかねません。

しかしバイトの掛け持ちの最大のメリットは収入が増えるという点です。人脈も広がりますし、様々な仕事をするので知識の幅が広がりマルチプレイヤーになれるメリットもあります。

ポイント2. 機密漏えいのリスク

掛け持ちをする点で気を付けなければならないのは秘密漏洩のリスクです。掛け持ちのバイトが他業種なら関係ありませんが、もし同業種で掛け持ちバイトをする場合は注意が必要です。

あなたが同業他社に大切な企業情報を漏らしてしまった場合は、クビは免れないですし最悪裁判沙汰になるリスクもあります。雇用主によっては同業種の掛け持ちバイトを禁止している場所もありますので、一度確認してみましょう。大きなチェーン店の系列店などで掛け持ちバイトをする場合には運営元の企業が同じなので許可される場合が多いです。

バイトの掛け持ちは組み合わせが大事!

続いて、私が実際に経験した掛け持ちバイトをする際におススメだったバイトの組み合わせをご紹介します!

まず2つのバイトを掛け持ちするのなら、業種は特に問いませんが1つのバイト先は24時間営業のお店である事が必須です。なぜなら24時間営業のお店は1日の営業時間が長いので、もう1つのバイトとシフトが被る危険性が少ないですし、体調によって今週は昼間働こう、来週は夜間に働こう等、働き方を決められるからです。とても効率的に働けます。24時間営業のお店が多い業種はコンビニや漫画喫茶、都市部の居酒屋などです。

私が実際に掛け持ちをしていたのは、パン屋さんとコンビニでした。パン屋さんは夕方までの営業ですが朝の仕込みの時間からシフトを組めたので時間を有効に使うことが出来ましたし、コンビニは駅前にありアクセス最高だったので移動時間を短縮してフルに働くことが出来ました。更にコンビニもパン屋さんも両方とも飲食を扱うバイト先だった為、廃棄物を持って帰れてとても節約になりました。

居酒屋と居酒屋という組み合わせで働いたこともありますが、同業種ですと秘密漏洩の恐れも勿論ですが、繁忙期と閑散期が同じタイミングに訪れてしまうので、歓送迎会シーズンはどちらのバイト先からもシフトに入ってくれと言われましたし閑散期には、どちらのバイト先のシフトも削られてしまいました。

このように閑散期や繁忙期が関係するバイトが1つある場合は、もう一方のバイト先は閑散期繁忙期に左右されないコンビニなどの安定したバイトがおススメでしょう。

私がバイトの掛け持ちをしていた時に、感じたこととアドバイス

最後に私がバイトの掛け持ちをして感じた事やアドバイスをお話して終わりたいと思います。

まず私はフリーターの最大のメリットは自由な働き方ができて自由な時間が多いことだと思っていました。プライベートな時間を大切にしたかったので高校卒業後フリーターという道を選択しましたが、掛け持ちバイトをしたことにより収入は増えましたが、大変多忙になりフリーター最大のメリットであるはずの自由な時間が全くなくなってしまったのです。

当時1日12時間は働いていましたので働くか、寝るかしかしていませんでした。勿論休みもありましたが疲れ切って寝ていました。それでも、せいぜい手取りは30万円に届くか届かないかで、これは効率的な働き方ではないと薄々思い始めたとき、ある日なにかのタイミングでフリーターと正社員を比較したまとめ記事を見る機会がありました。

それを見て私は大変驚いたのです。なんと正社員とフリーターの生涯年収はおおよそ3倍も違うというのです。更に福利厚生や退職金などの賃金以外のメリットも多く、私は正社員になる決意をしました。

現在私は30代ですが、体力的な問題・収入の問題・結婚・出産など全ての面において正社員になってよかったと心から思っています。

皆さんは掛け持ちバイトをする位の働きものなので、きっと正社員の仕事は想像しているより大変なものではないと思います。責任や不自由さは勿論増えますが、その分社会的信用や福利厚生などのリターンも大きいです。若いうちは掛け持ちバイトで稼ぐことができますが歳をとると大変です。

今のうちに就職して正社員として働くことを検討してみてはどうでしょうか。

まとめ

今回はバイトを掛け持ちする前に考えた方が良いことのまとめでした!

当記事をまとめると5つのポイントとは

  • 年収103万円以上で非課税対象者から抜けてしまう
  • 年収130万円以上で親の扶養から抜け保険料や年金支払い義務が発生する
  • 年収150万円以上で確定申告が必要になる!
  • 同業種での掛け持ちバイトは秘密漏洩のリスクがあり危険!
  • 掛け持ちバイト最大のデメリットは体調管理の難しさ!継続の難しさ!

でしたね!
掛け持ちバイトはとても稼ぐことが出来ますが、体調不良のリスクや確定申告や保険の支払いなどの面倒事が増えてきます。もし、フリーターでいることに拘りがなく、今よりも稼ぎたいのなら正社員になる方が将来性もありますしおススメです。

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ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

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