フリーターから公務員になるのは不利?私の公務員合格体験記

2021年07月20日

私の公務員合格体験記

今回はフリーターから公務員になる方法のまとめです!

  • フリーターから公務員になるのは難しい?
  • 高卒だと公務員になれない?
  • 公務員と正社員はどっちが正解?
  • 実際にフリーターから公務員になった人の体験談が聞きたい!

こんな疑問や悩みがある方は是非ご覧ください。
それでは見ていきたいと思います!

フリーターから公務員になるのが難しいと言われる理由

フリーターの中には、そろそろ公務員になって安定した暮らしを送りたいと考える方も多いのではないでしょうか?
公務員は正社員よりも更に雇用が安定していますし、仕事も民間企業よりは楽で定時で帰ることのできるイメージがありますので人気の職業の一つですよね。
しかしその人気から公務員になるハードルはとても高く社会人経験がある人であっても諦めてしまう人が大勢います。
はたしてフリーターは正社員より公務員になることが不利なのでしょうか?
まずは、フリーターが公務員になるのが難しいと言われる理由から見ていきたいと思います。

公務員試験には年齢制限がある

まず1つ目の理由としては公務員試験には年齢制限があるからです。

国家公務員か地方公務員かで違ってきますが、だいたいの公務員試験は30歳前後で試験自体を受験できなくなってしまいます。フリーターでも正社員でも同じことですが、正社員は最悪受からなくても仕事があります。

しかしフリーターは30歳ギリギリまで受け続けても受からなかったら公務員になれないですし、公務員どころか正社員として採用してくれる民間企業の求人すらなくなってしまう可能性があるのです。
もしあなたが今20代でしたら、若年層として採用したい条件の良い民間企業は山ほどあるはずです。

その貴重な時間を投げうって公務員試験に打ち込むのはかなりリスクのある行動と言えるでしょう。頭脳に自信があり一発パスする自信があるのでしたら止めませんが後悔する結果になるかもしれません、、。

公務員試験に挑戦する間の貯金がないから

2つ目の理由としては金銭的な問題です。

公務員試験の勉強に没頭するとなるとその期間は働けない、もしくは勉強時間のためにシフトを削る期間が少なくとも出てくると思います。
正社員はこうした場合、有給などを使い何とか時間を取ることができますが、フリーターは休めば休んだだけ給料が減ってしますので給料が減ってしまった分を補える程の貯蓄が必要になります。

あるデータによるとフリーターで貯蓄をしている人は全体の2割程度しかおらず、実家暮らしでないのなら日々の暮らしでいっぱいいっぱいな人が殆どだそうです。
1年程度で公務員試験に合格し、無事に仕事に就ければ良いのですが数年単位で受かるか解らない公務員試験を受け続けるのは本来稼げるはずのお金を逃してしまう大きなリスクになるのです。

この2つの理由からも解るように公務員試験は制限もあり難しいのですが、今までの職歴などは特に関係なく「フリーターだから」難しいという理由はあまりないのです。
確かにフルタイムで働いていて時間も貯金のないフリーターはお金と時間がある正社員よりは不利と言えますが、実家に住んでいてお金に余裕があり時間も取れるフリーターなら、むしろ正社員より有利と言って良いでしょう。

フリーターから公務員にもなれます!

フリーターでも正社員でもリスクは同じくらいということがわかりましたね!それではフリーターが公務員になる方法を見ていきたいと思います。

高卒のフリーターが公務員になる方法

まず高卒のフリーターが公務員になるためには高卒程度試験がオススメと言われています。

大卒程度の試験もありますが高卒程度試験よりも難易度が高く難関です。そのため、あなたの最終学歴が高卒であれば高卒程度の試験を受ける事が一般的になります。

国家公務員志望であれば国家公務員一般職高卒程度という試験がありますのでの試験に合格すれば、一般的な事務職員として国家公務員として職務につくことができます。

この他にも、有名どころだと消防官・警察官・自衛官などといった職種も高卒程度試験に合格すれば目指すことができますので、学歴がないから公務員になれないなんてことは全くありません。しかし高卒程度試験は上限の年齢が低いので行動は早いに越したことはありません。

大卒フリーターが公務員になる方法

大学を卒業してからフリーターをしてきた人は大卒程度試験を受験することが一般的です。

大卒程度試験は年齢の上限は高卒程度試験よりは高くなっています。
大卒で公務員を目指す場合は国家公務員としてキャリア官僚などのエリート職に就く事も可能です。

そのほかには警察官で言うとキャリア組と呼ばれる存在になることも可能です。キャリア組は交番で勤務などの業務ではなくデスクワーク的な内勤業務が多く安全な場所で国を守ることができます。
職種については一般事務など高卒程度試験合格者の職種と共通しているものもありますが、上級試験で採用された場合にはキャリア組つまり将来の幹部候補という優遇されたスタートラインに立つことができます。

学歴があり出世欲のある方は大卒程度試験を受けることをお勧めします。

フリーターから公務員になるために必要なこと

【勉強時間は?】
続いて実際に公務員になるために必要な事や勉強時間について解説していきます。
人によってさまざまですが、基本的には難関である公務員試験をパスするには膨大な勉強時間が必要です。一般的には1,000時間程度が勉強時間の目安と言われています。1,000時間という時間は相当です。

単純に1日1時間の勉強でも2年かかりますし、仕事を辞め1日中勉強し続けても最短で3ヶ月はかかるでしょう。更に1,000時間という時間もあくまで目安の時間なので、その時間勉強したからといって身にならなかったら合格はしません。人によっては5年勉強をしても合格しない場合もあるのです。

【年齢制限は?】
更に公務員試験を受験するには年齢制限があります。
この年齢制限に間に合うように合格しなければなりませんので、公務員になろう!と決めたのなら早めに勉強をする必要があります。

例えば国家公務員はキャリア枠や障害者枠をのぞき大体が30歳までしか受験資格がありません。
地方公務員は都道府県により年齢制限が異なりますが、徳島県の36歳の受験資格が最高年齢でした。場合によっては年齢の上限緩和している都道府県もあるようですが、それでも30歳までには決めないと!という心持ちで取り組まないと公務員になることは難しそうですね。

公務員になる事が本当に正解?公務員と正社員のメリットデメリット

続いて公務員と正社員のメリット・デメリットを見比べていきたいと思います!

公務員のメリット

【メリット1. 定年までクビにならず働ける】
公務員の一つ目のメリットは雇用の安定です。
公務員は民間企業のように会社が倒産したり傾いて職を失うリスクがありません。あんしんして定年まで働くことができるのです。は、生活が安定する、ということです。民間企業のように倒産の心配はなく、定年まで働くことができます。

【メリット2. 規則正しく働ける】
メリット2つめは勤務時間です。
公務員には夜勤など深夜に働くことはありません。例えば市役所職員でしたら17時定時で帰れるところがほとんどです。どこも勤務時間は決まっていて残業はほとんどないのでフリーターの時のように日々勤務時間が変わる慌しい生活を終えることができます。

公務員のデメリット

【デメリット1. 副業が禁止】
続いて公務員のデメリットです。1つめのデメリットは副業の禁止です。
国家公務員は国家公務員法という法律の元働く必要があります。この国家公務員法の第103条及び第104条で地方公務員は地方公務員法の第38条で明確に副業が制限されているのです。
フリーター時代のように複数の職場で働いたり、お金が足りないからバイトを増やすなどしていた方からするとこのデメリットは大きいでしょう。また自宅でクラウドワークスなどを使って副業をすることも禁止されていますので注意が必要です。

【デメリット2. 経験年数で給料を決めるシステム】
昨今、民間企業では年功序列は古いという考え方が浸透してきましたが公務員ではまだ年功序列制度が一般的です。
あなたがどんなに優秀な人材であっても、人一倍仕事をして成果を出しても基本的には年功序列でお給料が決まってきます。
逆にいうと、しっかり働かなくても安定してお給料が増えていくということになりますが、バリバリ働きたい方や出世欲がある方は民間企業と比べて公務員はやりがいに欠けるでしょう。

正社員のメリット

【メリット1. 実力次第でどんどん昇給する】
公務員とは違い民間企業は実力次第でどんどん昇給することができます。また資格手当や営業部署なら歩合制度など目に見える形で成果が給料に反映されますので、やりがいを感じることができるでしょう。

【メリット2. 資格がなくても未経験でも挑戦できる!】
二つめのメリットは未経験でも挑戦できるということです。一部資格必須の民間企業の求人もありますが、社会経験も資格もなくてもチャレンジできる民間企業は山のようにあります。
特にIT業界や営業などは業務を通して仕事を理解してくれればOKという求人も多く、資格取得に無駄な時間を取られる必要はありません。

正社員のデメリット

【デメリット1. 公務員ほどの雇用の安定はない】
しかし正社員には公務員ほど雇用の安定がないというデメリットがあります。
万が一会社の業績が傾いた際にリストラにあう可能性や会社に重大な損失を与えた際に責任を取りクビになる可能性があります。ですが、基本的に定年退職まで雇用は保証されていますので企業選びをしっかりすることにより、このデメリットのリスクは軽減できるのではないかとも思います。

経験者からアドバイス!フリーターから公務員を目指している方へ

最後にフリーターから公務員を目指している方へアドバイスをして終わりたいと思います。

経験者の私からすると公務員を志望するにあたって一番大切なことは

  • スケジュール管理
  • 試験勉強対策
  • 情報収集

の3つだと思います。

しかし、勉強や現在のアルバイトもしつつ自分のみでこれらの計画を立てていくのはとても難しいと思います。

そこで計画を立てるのに自信がない方にオススメなのはマイナビ2023!
マイナビ2023では官公庁・公社・団体などの情報が多数掲載されていますので、これらの情報を確認しながら公務員試験や民間企業への就職活動に向けて準備することが可能です。
公務員試験にはタイムリミットがありますので、是非マイナビ2023を使って効率よく合格してくださいね!

【まとめ】
今回はフリーターから公務員になる方法のまとめでした!

当記事をまとめると

  • 正社員もフリーターも公務員試験へのリスクは同じ!
  • 公務員試験には年齢制限があり何の成果もなく歳だけ重ねてしまうリスクもある!
  • 公務員にはメリットも多いが、しっかりとした福利厚生の会社を探せれば意外と正社員と変わらない待遇
  • 公務員試験合格を目指すならマイナビ2023!

という事でしたね!

公務員試験に励める勤勉な方でしたら、民間の企業に就職しても十分成功する見込みがあるのでしょう。
もしなかなか成果がでないのなら、思い切って正社員の道を歩むのも1つの手だと思いますよ。
正社員を目指すなら就職エージェントがオススメです。

是非ご自分にあったお仕事を見つけてくださいね。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

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